無印良品を展開する良品計画は、2020年10月、生理用ナプキンを発売した。10月7日に一部の店舗で販売を開始し、16日には公式オンラインストアでも取り扱いを始めた。無印良品らしいシンプルなパッケージは、カラフルなパッケージ一色だった生理用ナプキン市場に一石を投じ、大反響となった。

無印良品の生理用ナプキン/羽あり(約21cm)。10個入りが399円(税込み、以下同)、2個入りが190円
無印良品の生理用ナプキン/羽あり(約21cm)。10個入りが399円(税込み、以下同)、2個入りが190円
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 発売直後からSNSを中心に大きな反響を呼んでおり、「レジへ持って行くときの気持ちが全然違う」「男性に買ってきてと頼みやすくなる」と歓迎する声が数多く投稿されている。

 「これほど大きな反響があるとは、発売前には予想もしていなかった」と、良品計画生活雑貨部雑貨担当ハウスウェア・H&B・ステー担当の中野倫弥氏は言う。開発がスタートしたのは2019年の秋ごろ。もともと無印良品では、日用品の品ぞろえを強化していこうという大きな流れがあり、今まで無印良品で取り扱ったことのない商品カテゴリーを取りそろえようというのが開発の原点だった。

家の棚に置いておけるデザイン

 開発を進めていくなかで、「従来の生理用ナプキンのキラキラしたデザインが嫌だ」といった声があるということも分かってきたが、無印良品がデザインする以上、そのようなキラキラしたデザインにはならないのは当然だ。むしろ重視したのは、家に置くとき袋から出して詰め替えるといった手間を省くためのデザインだった。シンプルな紙箱を採用することで、店で買って袋に入れなくてもそのまま持ち帰ることができ、家では開封したものをそのまま棚に置いておけるのが大きなメリットだ。

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