老舗の登山・アウトドア用品専門店、好日山荘(神戸市)。2020年11月に、物販のみならず、体験商品まで取り扱う新機軸のECモール「GsMALL」を立ち上げた。小売店舗のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が叫ばれる中、「重要なのはアナログ」と語る真意は。社長の池田真吾氏に聞いた。
日本初の登山用品専門店として1924年に誕生した登山・アウトドア用品店「好日山荘(こうじつさんそう)」。その老舗がデジタル対応を加速させている。
改革をけん引するのが、社長の池田真吾氏だ。他業種の小売り出身の池田氏は、業績の低迷が続く同社に3年前に参画すると、店舗の商品仕入れの仕組みを再構築するのに加え、ECやファンとのオンラインコミュニケーションを含めたデジタル化を模索してきた。
2019年10月には、95周年記念事業として、画像投稿サービス「YamaPos」をスタート。山登りで心が動かされたシーンや思い出などを投稿し合うことで、ファン同士の交流を促進する狙いだ。
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