コロナ禍でテレワークが広がり、個人の時間の使い方も変化している。学び直しに目を向けるビジネスパーソンも多い。グロービスが提供する動画サービスは会員数が6カ月で2倍以上に拡大。巣ごもり学習の需要を掘り起こした背景には、動画離脱率で1割未満を維持し続けているコンテンツ構成の巧みさがあった。

 新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、テレワークを推進する企業が増えた。テレワークをきっかけに自由な時間が増え、オンラインでの学び直しに取り組むビジネスパーソンも増えている。ビジネススクールなどを運営するグロービス(東京・千代田)が提供する定額制動画学習サービス「グロービス学び放題」では、2020年3月初めに5万9000人だった会員数が、20年9月1日時点で14万人を超えた。

 グロービス学び放題は、16年に始まった定額制の動画学習サービスだ。料金は年間プラン1万9800円(税込み、以下同)と半年プラン1万1000円の2つ。年間プランであれば1カ月当たり1650円とビジネス書1冊分くらいの価格で、動画を視聴できる。

 特徴的なのは、途中で再生を止めてしまう比率を示す平均動画離脱率が1割未満と低いこと。「サービス開始時は、視聴完了率が70%台だった」(グロービス・デジタル・プラットフォーム「グロービス学び放題」コンテンツ開発チーム チームリーダー小山はるか氏)。4つの改善を加えていくことでサービスを改善し、離脱率の低下を実現していったという。

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