「無印良品」を展開する良品計画が、次世代タンパク源として注目される食用コオロギを使った菓子を商品化。数量限定発売されたネットストアで即日完売した「コオロギせんべい」の開発ストーリーに迫る。

良品計画が売り出した「コオロギせんべい」(税込み190円)
良品計画が売り出した「コオロギせんべい」(税込み190円)

 薄茶色の少々粉っぽいせんべいを口に放り込むと、パリパリと小気味よい食感とともに、エビのような風味が口いっぱいに広がる――。

 しかし、パッケージ裏面の原材料表記を見ると、エビ由来の成分は入っていない。馬鈴薯(ばれいしょ)でん粉、コーンスターチに続いて現れるのは、「食用コオロギパウダー」の文字だ。そう、これは良品計画が2020年5月20日から無印良品のネットストア限定で売り出した同社初の「コオロギせんべい」なのだ。

 コオロギせんべいは少数の数量限定販売だったが、想定以上の注文が集まり、発売初日ですべて完売。同社は原料の確保を急ぎ、6月中旬にネットストアでの販売を再開し、今後は日本国内の限定店舗での販売も予定しており、継続的に世に問う商品とする計画だ。では、なぜコオロギだったのか。

コオロギは将来の重要なタンパク源

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