緊急事態宣言の渦中にあった2020年4月の日本人は、既にアフターコロナに向けて資格やスキル獲得に動いていた――。コロナ前とコロナ禍中では、私たちの興味関心にどのような変化が起きていたのか。自然言語処理AI(人工知能)が解析したデータからワードマップを作成し、キーワードの推移を追った。

1月から4月にかけての日本人の関心事を自然言語処理AIが分析。ワードマップを作成した(写真/Shutterstock)
1月から4月にかけての日本人の関心事を自然言語処理AIが分析。ワードマップを作成した(写真/Shutterstock)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、私たちを囲む生活環境や経済環境は日々変化している。4月7日には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本政府は史上初となる緊急事態宣言を発令した。2020年の年始から4月末に至るまで、私たちの興味関心は新型コロナの状況変化に応じてどのように変わったのだろうか。自然言語処理AIがネット上に存在する膨大な記事データを基に、アフターコロナに向けて私たちが何に興味関心を持ったのかを分析していく。

 AI企業のスリーアイズ(山形県米沢市)が運営するCANDYは、自然言語処理AIを活用して、Cookieを参照せずにサイト訪問者に対して適切な広告配信を行っている。ウェブ広告やウェブコンテンツの配信を行う掲載先の中で、今回は主に社会人・ビジネスパーソンが閲覧するメディアサイト上の記事において、実際にサイト訪問者が閲覧したページ内容を分析。どのような記事内容に興味があったのかを代表的なキーワードとして抽出し、月ごとのワードマップを作成した。

 調査期間は2020年1月から4月の4カ月間。調査対象とした掲載先は約40媒体で、1カ月の分析記事数は約13万件。この中で実際に記事本文を最後まで閲覧した35万人分の潜在興味を反映させている。

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