ソフトバンクは5Gを用いた実証実験を重ねている。「SoftBank ウインターカップ2019 令和元年度 第72回全国高等学校バスケットボール選手権大会」では、ARグラスを活用した応援機能を追加するなど、19年8月のプレサービスから一歩進化した5Gエンタメの楽しみ方を見せていた。
ソフトバンクがバスケットボールの試合で5Gプレサービスを提供するのは、19年8月に開催された日本代表の国際試合以来で2度目となる。(関連記事「アリーナに5Gゴーグル集団現れる 「八村 シュート」ARでテロップ」)。19年12月23~29日に開催されたウインターカップでは、5カ所からのカメラ映像を使い、AR(拡張現実)グラスとタブレットへ映像が配信され、体験者は片方のゴール下付近で、さまざまな方法で試合観戦を楽しんだ。
ARグラスをかけると、現実で見ている試合風景にデジタルの映像を重ねて観戦できる。多視点映像と華やかなエフェクトが楽しめた。エフェクトの上方には多視点映像、左右には選手情報が表示されており、多視点映像はARグラスに接続したスマホで、両ゴール下とコートサイドの3カ所の切り替えができる。多視点映像は、少し小さく感じたが、目の前の試合を見るのには邪魔にならない。前回のプレサービスよりも、生の試合風景とARによるデジタル映像の位置や配色がかぶらないようになっており、より快適になったと感じた。
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