今回のために開発した黒のインキを使用したテセウス・チャン氏の作品「Colour Noise」。印刷用紙に「タイベック」という不織布を使用し、印刷適性が未知数の材料をあえて使用しながら、いかに鮮やかな色を表現できるかに挑戦している。表だけでなく裏にも印刷しているため、上からつり下げて展示している

紫外光でカラー表現、粗さも独特の質感に 印刷技術の可能性探る

2019年05月10日
  • 今回のために開発した黒のインキを使用したテセウス・チャン氏の作品「Colour Noise」。印刷用紙に「タイベック」という不織布を使用し、印刷適性が未知数の材料をあえて使用しながら、いかに鮮やかな色を表現できるかに挑戦している。表だけでなく裏にも印刷しているため、上からつり下げて展示している
  • 蛍光マーカーのような発色を再現した、髙田氏の「見えない印刷」。ブラックライトを当てると、草花を思わせるカラフルなグラフィックと共に、詩人のウチダゴウ氏の言葉が現れる。髙田氏がウチダ氏に指定したのは、「大人も子供も読めるように平仮名で、ちょっとチクッと刺さるような詩」。美しくも毒のある言葉は、バラのトゲも連想させるという
  • 35ミリメートルのネガフィルムを5枚のB1サイズに引き伸ばして制作した葛西氏の作品「興奮」。約10年前に中国で目にした、山ほどの荷物を積んで行き交うトラックやリヤカーの様子に、働くことや生きることに対する欲求を感じたことがきっかけになった
  • オフセット印刷の仕組みを用いて偶発的な表現を生んだ、山本氏の作品「オフセット印刷の不良」。グラフィックでも少し悪そうだが魅力的な「不良」をキーワードにした
  • 2019年4月12日に行われた「グラフィックトライアル2019 -Exciting-」の記者発表会には髙田唯氏、テセウス・チャン氏、葛西薫氏、山本暁氏の4人のクリエイターが集まった(左から)