デザインを大きくリニューアルした大幸薬品の「クレベリン」が好調な売り上げを見せている。ウイルス除去関連製品の市場は、2018年第4四半期(10月から12月)で前年同期比9%の伸び(インテージ調べ)。そうしたなかで、同社のクレベリンの店頭販売は同17%増と市場の伸びを大きく上回る成長を記録した。
一部店舗では品切れも起こるなど、予想を超える売れ行きとなっているという。大幸薬品の中澤健一郎マーケティング本部感染管理マーケティング部マネージャーによれば、好調の要因はブランドロゴからパッケージまでのデザインを一新したことで、ドラッグストアで大きな陳列スペースを取れるようになったため。そしてロフトやハンズのような、これまでは参入ハードルが高かったチャネルにも扱ってもらえるようになったためだ。
ドラッグストア以外にもチャネルが広がったのはなぜか。今回のクレベリンのリニューアルによって、機能のみを訴えた「衛生品」という位置づけの商品から、人々が健康・快適に暮らすための必需品という「生活の道具」へと消費者の認識が変わったためではないかと、中澤マネージャーは分析する。
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