●開発の流れ
ミツバチプロダクツの出資比率はビーエッジが83%、浦はつみ氏が17%で、パナソニックの資本は入っていない。インフィニミックスのデザインはダグラス・ウェバー氏のLYN WEBER WORKSHOPS(リン ウェバー ワークショップ)、設計・開発は外部企業のSTUFF(スタッフ)が担当した

パナの事業化スキームで開発したホットチョコレート機器の勝算

2019年02月07日
  • 右は試作機で、パナソニックの一般家庭向けのエスプレッソマシンを改良したもの。レバーを押すとホットチョコレートが出来上がる。左が発売時を想定した商品で、独自開発の機構により、約30秒で出てくるようにした。パナソニックが保有する調理機器向けスチーム技術から着想を得て開発し、業界初の固定型ブレンダーにスチーム加熱を融合した機構を採用(特許出願中)。想定寸法は幅216ミリ、奥行き240ミリ、高さ396ミリで、約10キログラム。価格は25万円(税別)。2019年度の販売目標は400台
  • パナの事業化スキームで開発したホットチョコレート機器の勝算(画像)
  • パナの事業化スキームで開発したホットチョコレート機器の勝算(画像)
  • 開発と検証のフェーズに入ると、2017年のパリのサロン・デュ・ショコラに試作機を持ち込み、作ったホットチョコレートに対する意見を聞いた。まだホットチョコレートを細かく砕くことができないなどの課題があったが、多くの来場者が関心を示したので、市場に対する自信を深めた。日本より海外でニーズがあるのではないかと考えたが、18年に入ると国内のBtoB市場に注力し、チョコレートショップやカフェなどを訪問しながら、ホットチョコレートの市場に対する意見を聞いた
  • ●開発の流れ