心斎橋店にはバルコニーがあり、外の景色を眺めながらリラックスした時間を過ごせる。夜にはネオン街を背景にスマホで撮影したりするのも楽しい

「泊まれる本屋」高稼働率の秘密 おしゃれさとゆるい関係が武器

2018年12月26日
  • 大阪・心斎橋にオープンした「BOOK AND BED TOKYO 心斎橋店」。客室を兼ねた白い本棚とピラミッド型の巨大な本棚が印象的
  • 本棚の中にベッドが埋め込まれ、まるで本棚の中で眠るような構造。心斎橋店の客室は47床で、2人での宿泊が可能なダブルとスーペリアルームも用意
  • 中央のロビーで読書をしたり、客同士で会話を楽しんだり、交流を図れるのも魅力の1つ。一人静かに読書をする客もいれば、深夜まで話し込む客もいて、滞在中は自由に過ごせる。デイタイムのラウンジスペース利用も可能
  • アトリエブックアンドベッド ディレクターの力丸聡氏。大学時代から広告代理店でクリエイティブに携わり、海外でPR会社を立ち上げた経験を持つ。アールストアではブランディングや新規事業を担当。BOOK AND BED TOKYOのディレクターとして開発から運営までを指揮
  • 大友克洋の人気漫画『AKIRA』の単行本をばらし、アート作品のように天井から吊(つ)り下げた店内。おしゃれな店舗デザインとパブリック感が若い女性客の心をつかむ。ユニークな宿泊施設として国内外から注目されていることも、女性の安心感につながっている
  • 本好きからそうでない人まで楽しめるよう、幅広いジャンルの単行本と雑誌、洋書をそろえている。本のセレクトは本のある暮らしを提案するセレクトショップ「シブヤ パブリッシング&ブックセラーズ」が手がける
  • 店舗スタッフの服装は黒で統一。ファッションや美容、カルチャーなどに関心の高いおしゃれなスタッフが多い
  • スタッフが気軽に声をかけてくれるので、女性の一人旅でも安心して楽しめるのも人気の理由
  • 宿泊者以外も利用できるカフェスペースは早くも人気のスポットに。大阪未上陸の「Coffee Supreme」の豆を使用したコーヒーも好評。営業時間は11~20時。フリーWi-Fiと電源も完備されている
  • カフェのメニューは黒をテーマに開発。「ブラックラテ」「ブラックコーヒーゼリーミルク」などのレギュラーメニューに加え、心斎橋店限定フードも提供。こぼれるブラックラテとこぼれるブラックフルーツサンドは、フレッシュフルーツをぜいたくに使ったサワーが人気の「サワー」と共同開発した
  • パジャマブランド「NOWHAW」とコラボしたパジャマやマグカップ、フレグランスなど、BOOK AND BED TOKYOのオリジナルグッズも販売
  • 窓ありのシングルルーム。電源、ブックライト、Wi-Fiを完備するほか、スリッパ、ハンガー、貴重品ロッカーも備える。シングル1泊5200円、ダブル1泊8400円、スーペリアルーム1泊1万2000円
  • 心斎橋店にはバルコニーがあり、外の景色を眺めながらリラックスした時間を過ごせる。夜にはネオン街を背景にスマホで撮影したりするのも楽しい
  • 24時間利用可能な共同のシャワー、トイレ、洗面所。ドアノブの下げ札で男女を確認してから利用する