東京五輪・パラリンピックが開催される2020年に向けて日本が大きく変化するなか、日本の消費をリードする企業はこれからの日本の消費動向をどう考えているのか。ここでは、即席麺業界のこれからの課題について、日清食品の藤野誠マーケティング部長に聞いた。

日清食品マーケティング部の藤野誠部長。第1グループ(「カップヌードル」を担当)のブランドマネジャーも兼任する
日清食品マーケティング部の藤野誠部長。第1グループ(「カップヌードル」を担当)のブランドマネジャーも兼任する

現在、およびこれからの即席麺業界の課題は?

2018年は業界的にはインスタントラーメン60周年、弊社的にはチキンラーメン60周年で、生まれたときからインスタントラーメンがあった最初の人たちが60歳。その先ということは、インスタントラーメンネーティブのシニア世代がどんどん増えていくということ。

 ただ、インスタントラーメンを食べない比率が高いのも残念ながらこのシニア世代。つまり、このままだと食べない人がどんどん増えていくことになる。少子高齢化も進むなかで、インスタントラーメンネーティブの人たちがシニア世代になっても継続して食べてもらえる施策を打たないといけないという危機感を持っている。

 シニア世代のニーズに応えるという意味では、「お椀で食べる」シリーズはある程度成功した。ただし、これは長年、「しょうゆ・味噌・塩」「5食パック」だけで変化がなかった袋麺で小ボリュームという新しいジャンルを切り開いた最初の一歩という意義が大きい。

小人数世帯のシニアをターゲットにしてヒットした「お椀で食べるカップヌードル 3食パック」
小人数世帯のシニアをターゲットにしてヒットした「お椀で食べるカップヌードル 3食パック」
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