⽬的地への到達時間をテクノロジーによって短縮しようとする動きが⽶国で活発化している。⽇本航空(JAL)は超⾳速⾶⾏機を⼿掛ける⽶ベンチャーに投資し、サービスへの投⼊を検討する。東京−⽶サンフランシスコ間であれば所要時間がほぼ半分の5時間半となり、新たな時間が生み出されることとなる。顧客サービスとは異なる軸で新たな競争が始まりそうだ。

JALが投資したのは、⽶ベンチャーのブームテクノロジー(コロラド州デンバー)である。マッハ2以上での⾶⾏が可能な超⾳速⾶⾏機の開発を進めている。現在約11時間の東京−サンフランシスコ間が約5時間30分に短縮できる計算となり、⽇本の成⽥から中国の成都への⾶⾏時間とほぼ同じとなる。成都は中国の内陸部であるものの、隣国に⾏く感覚で太平洋を渡ることができるようになる。
2017年12月に約11億円(1000万ドル)を出資し、実サービスでの採用の検討を始めている。JALは実用化時に20機まで購入できる権利を獲得しており、定期便を持つ航空輸送の事業者として、技術や仕様で協力したり、プロモーションを支援したりしていく考えだ。
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