日産自動車は、デザイン業務の効率向上を狙い、VR(仮想現実)の導入を急ピッチで推進中だ。デザイン担当役員の執務室にもVR機器を常設し、デザインの意思決定に利用している。2018年内にもデザイン部門がある神奈川県厚木市の日産テクニカルセンターと海外の主要デザイン拠点をVRシステムで結び、グローバルなデザイン業務の効率化につなげる。

専務執行役員グローバルデザイン担当のアルフォンソ・アルバイサ氏の執務室にはVRの機材が常設され、いつでもデザインを確認できる環境が整っている。ここはまだネットワーク経由ではないが、今後ネットワークでの試験運用も開始する
専務執行役員グローバルデザイン担当のアルフォンソ・アルバイサ氏の執務室にはVRの機材が常設され、いつでもデザインを確認できる環境が整っている。ここはまだネットワーク経由ではないが、今後ネットワークでの試験運用も開始する

 デザイン業務に積極的にVRを導入している日産自動車。外観やインテリアにも生かし、モデル作成の削減や確認時間の短縮といったデザインの意思決定に成果を挙げたという。これまではデザイン部門がある神奈川県厚木市の日産テクニカルセンター内で主に使用してきたが、2018年内にも海外の主要デザイン拠点をVRシステムで結び、グローバルなデザイン業務にも活用。さらなる効率化を進めていくことを明らかにした。「グローバル活用は試験運用の段階だが、十分に対応可能と判断している。18年内にも実運用へと進めたい」(グローバルデザイン本部デザインリアライゼーション部の磯聡志・主担)。

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