ソラコムは2015年9月にサービスを開始し、17年8月にKDDIの子会社となった。当時約7000だった顧客数(法人・個人含む)は18年4月に1万を超えて急成長を続ける。IoTプラットフォームでは国内市場をけん引するソラコムであっても、ベンチャー企業であり受け入れてもらえない企業や部門もあった。それがKDDIの子会社になったことで、信頼性が高まり導入先の企業や部門の幅が広がる傾向にあるという。
IoTデータの高度な分析を実現へ
ただ、収集したデータを分析するフェーズは、ソラコムの主戦場ではない。玉川憲社長は、「ソラコムのプラットフォームは、通信の部分を主として、どのクラウドにつなぐか、どのデータセンターにつなぐかというサービスにフォーカスしてきた。つなぐためのサービスがメインで、簡単なデータ蓄積・可視化には対応していたものの、高度な分析をするための本格的なツールは提供していない。その部分は、データ分析を主とするパートナー企業と手を組んで提供していくスタンス」だと説明する。
そうした背景から、18年5月9日にソラコムのパートナープログラム「SORACOM パートナースペース」(SPS)に、日本テラデータがソリューションパートナーとして加わった。
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