世界的な家具販売チェーン、イケアの日本法人、イケア・ジャパンが新商品シリーズ「OMTÄNKSAM/オムテンクサム」(以下、オムテンクサム)の販売を本格化する。このシリーズは、世界的に進む高齢化社会を背景に、人間工学に基づいて開発したもの。
オムテンクサム開発プロジェクトの発端は、高齢化社会が急速に進む中、家庭での暮らしが高齢者に必ずしも親切なものではないこと、ケア用品が高額で、デザイン性に優れた商品が少ないことだったという。目指したのは、美しいデザインでありながら機能性に優れ、人間工学に基づいたデザインで自立した暮らしをサポートする商品。開発に当たっては、実際に介護者や、認知症患者などの声を参考にし、ケアをする側とされる側の双方の視点を重視したという。総開発期間は3年間で、そのうち初めの2年間はリサーチと構想に費やした。
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