日経クロストレンドでは、ディープラーニング(深層学習)に代表されるAI(人工知能)や、それによる消費やビジネスの変化について、最新の活用事例を絶えずレポートしています。編集部から、この分野の目玉記事を5本ご紹介します。
アマゾンAI技術の活用事例

Amazon Go“驚異的買い物体験”の秘密 ランチ調達10秒
アマゾンのAI技術の実力を感じさせるのが、ディープラーニングを用いた画像認識技術を駆使した、レジなしコンビニ「Amazon Go」です。このAmazon Goを徹底的に分析しました。
QRコードなど既存技術を活用した中国の無人コンビニ体験記事「支払い20秒に驚き! 深センで体験、最先端無人コンビニの実力」と対比すると、実現手段の違いが興味深く感じられます。
AIはもっと面白くなる

「あらゆるビジネスの中でAIはDay1」 AWSエバンジェリスト語る
「あらゆるビジネスの中で、AIもまだ初日の“Day 1”にいる。これからもっと面白いことが起こる」。アマゾンウェブサービス(AWS)周辺のエンジニアから絶大な支持を得るエバンジェリストのジェフ・バー氏へのインタビューです。AIがコモディティ化していくと、開発者には「真の創造性が問われるようになっていく」と指摘しています。
AIの未来が分かる論文を紹介

松尾研が注目! AIの「身体性」をグーグルやフェイスブックが研究
ディープラーニングの研究では国内トップレベルの東京大学・松尾豊研究室のメンバーが、実世界で活用できるAIを構築するために参考になる優れた海外の論文を2つ紹介しています。現実に存在する身体を通じて環境に適応的な振る舞いを学習することがポイントになっています。
ライブ観客の「表情」が分かる

真顔でタオル振り回すライブ客の謎 エイベックスがデータで検証
エイベックスはAIサービスを利用したライブ来場者分析システムの実験を2017年秋から開始。ノリノリでタオルを振り回すライブ客が「真顔」であるなど意外な発見がありました。画角が大きいカメラの準備、設置場所の検討など、技術上の細かな検討点まで記事に盛り込んでいるので、同様の取り組みを実践したい人にも参考になります。
AIが暴走したら、誰が責任を負う?

AIにより利便性が高まる一方、AIが暴走した場合の責任を誰が負うのか――。AIが研究段階から実用段階に移るにつれて、社会でどう適用すべきかルール策定が課題になっています。話題の書『AI経営で会社は甦る』の著者でもある冨山和彦氏が代表を務め、AIに強いコンサルティング会社の経営共創基盤(IGPI)に所属する弁護士が解説します。