阪急阪神百貨店は、大阪・阪急うめだ本店の店頭および同社が運営する化粧品のECサイト「Hankyu BEAUTY」にバーチャルメークアプリ「YouCam メイク」を導入した。「ハードルが高い」「商品購入を勧められそうで嫌」と百貨店を避ける若い女性に、同店を訪れてもらうきっかけにするのが狙いだ。阪急うめだ本店によると、導入後、若い女性の来店がじわじわと増えているという。

 JR大阪駅、阪急・梅田駅、阪神・梅田駅に囲まれた大阪一等地にある阪急うめだ本店。化粧品を販売する2階フロアの真ん中に、iPadが3台並んでいる。iPadで稼働しているのは、AR技術を活用して、店内で販売しているメーク商品を仮想的に試せるバーチャルメークアプリ「YouCam メイク」だ。

阪急うめだ本店の化粧品売り場。フロアの中央、華やかなシャンデリアの下に、「YouCam メイク」を使ったメーク商品の試用コーナーがある
阪急うめだ本店の化粧品売り場。フロアの中央、華やかなシャンデリアの下に、「YouCam メイク」を使ったメーク商品の試用コーナーがある

 YouCam メイクはもともと世界で累計5億ダウンロードを突破したコンシューマー向けスマホアプリ。同店が導入したのは、その法人版だ。アプリ内には複数のブランドの化粧品情報が組み込まれており、口紅やアイシャドー、マスカラといった商品カテゴリーやその色、ブランドで商品を検索できる。商品を選択すると、AR技術によって、その商品で施したメークをカメラに写した自分の顔にリアルタイムで合成。来店客はこのアプリを使うことで、さまざまな化粧品ブランドの商品を、各ブランドの販売カウンターに行かずに試せるわけだ。阪急うめだ本店のビューティー営業統括部化粧品販売部 ディビジョンマネージャーの濵田大輔氏は、「若い女性がひっきりなしに訪れる。“プリクラ感覚”で試しているようだ」と話す。

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