多くのプロジェクトを手掛けてきたブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が新たな視点でブランディングデザインに切り込み、先進企業に取材する連載「C2C時代のブランディングデザイン」。今回と次回は資生堂ジャパンの「Optune(オプチューン)」を取り上げます。今回はブランドマネージャー、川崎道文氏へのインタビュー編。

オプチューンのキービジュアルとロゴ。デジタルだけを訴求するのではなく、人間性も打ち出している点が特徴(写真提供/資生堂ジャパン)
オプチューンのキービジュアルとロゴ。デジタルだけを訴求するのではなく、人間性も打ち出している点が特徴(写真提供/資生堂ジャパン)

細谷:オプチューンはスマートフォンにダウンロードした専用アプリでユーザーの肌の状態を測定し、さらに天気や湿度など環境のデータ、ユーザーの気分といったコンディションのデータなども考慮し、ユーザーの毎日の状況に応じた成分や量を専用マシンで調整した美容液と乳液を提供するといったスキンケアのシステムです。

 2017年11月に発表し、18年春にはベータ版ということでテスト販売を開始しています。IoTを駆使するパーソナライズされた化粧品システムとして、新聞や雑誌で取り上げられ、ネットでも注目されています。今回はオプチューンにおけるブランディングデザインの側面から迫ってみたいと思います。オプチューンの開発を担当された川崎さんにお聞きしますが、以前からテクノロジー分野を専門に手掛けられてきたのですか。