多くのプロジェクトを手掛けてきたブランディングプランナーの細谷正人氏(バニスター代表取締役)が新たな視点でブランディングデザインに切り込み、先進企業に取材する連載「C2C時代のブランディングデザイン」。今回はペッパーフードサービスが手掛ける「いきなり!ステーキ」のブランディング手法について、独自の視点で分析した解説編です。

「いきなり!ステーキ」は店舗の内外が同じ世界観で統一されており、その中心にいるのが一瀬社長。自らブランドキャラクターになっている
「いきなり!ステーキ」は店舗の内外が同じ世界観で統一されており、その中心にいるのが一瀬社長。自らブランドキャラクターになっている

 本連載では、人とブランドの間に結ばれる、終わりのない絆づくりとしてのブランディングデザインについて、実際に手掛けた担当者にインタビューして分析しています。「これは面白い!」「ワクワクする!」という理由があるから、C2C時代でも拡散され、人が人を呼んでいるのです。

 前回、「いきなり!ステーキ」を手掛けるペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長CEO(以下、一瀬社長)に、ブランドを作るということはどういうことか、なぜ「いきなり!ステーキ」ブランドをここまで顧客に浸透できたのか、をお聞きしました。そのとき、最も特徴的だと感じたのが「えっ! ここまでしていいの?」を“デザイン”し続けるという姿勢でした。

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