イーロン・マスク氏の買収後、目まぐるしく情勢が変わっているTwitter。活用してきた連係アプリも次々にサービスを停止するなど、古くからのTwitterファンにとっては新天地を求めたくなる事象も増えており、「ポストTwitter」となる可能性を持ついくつかのサービスに注目が集まっている。その一つが、Twitterの共同創業者ジャック・ドーシー氏が出資した「Bluesky(ブルースカイ)」だ。
短いテキストで気軽に情報発信でき、拡散力が高い「Twitter」が、多くの芸能人に活用されていることは言うまでもないだろう。最近では、滝沢秀明や二宮和也、中丸雄一が個人アカウントを開設し、直接ファンとの交流を行っている。
しかし、イーロン・マスク氏による買収後のTwitterは目まぐるしく情勢が変わっているのも事実。なかでも、Twitterをビジネス活用している企業や有名人にとって影響が大きかった変化は、4月20日から始まった認証マーク(ブルーのチェックマーク)の一斉削除だ。
これまで、ブルーのチェックマークは、Twitterが「著名で信頼に値するアクティブなアカウント」と認めたアカウントに対して無料で付与していたものだった。しかし、サブスクリプション(定額課金)サービス「Twitter Blue」の開始に伴い、ブルーのチェックマークはTwitter Blueの契約者である印に使われることになった。そこで、従来認証されていたアカウントは一斉にブルーのチェックマークを外されたわけだ。
チェックマークを外された有名人たちが戸惑いや驚きをツイートするなか、藤田ニコルは「お金払わないと公式マーク消されるみたいで消された。有名になってきた時に公式マークついたのが高校生の時めちゃくちゃ嬉しかったな。でも消えた今。もはやいらないまであるな。。お金払ってまでの価値があるのかもわからない」(原文ママ)とツイートした。現状のブルーのチェックマークは課金している証しであるため、同様に考えている人も少なくないと考えられる。
その後、一定の基準を超えたフォロワーがいるアカウントにはブルーのチェックマークが復活している。チェックマークが復活したアカウントからは、「無課金なのに復活している」「誤解されるのでチェックマークを外してほしい」などの声も上がっている。Twitterの混乱はまだまだ続きそうだ。
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