2023年3月3日発売の「日経トレンディ2023年4月号」 ▼Amazonで購入する では、「資格・転職・副業の新しい地図」を特集。「資格・転職・副業の新しい地図」を特集。英語能力の高さを資格で証明するため、「国内と海外、どちらでより通用するか」「転職と昇進どちらに向くか」という2軸で、目的別に取得すべき資格を分類した。最強の組み合わせとしてお薦めしたいのが、TOEIC750点以上と英検準1級の足し算だ。

※日経トレンディ2023年4月号より。詳しくは本誌参照

多くのビジネスパーソンにとって、英語能力の高さは強力な武器となる
多くのビジネスパーソンにとって、英語能力の高さは強力な武器となる

 英語能力の高さを資格で証明できれば、多くのビジネスパーソンにとって強力な武器となるのは間違いない。ただ、英語の資格は種類が多く、どれを取得すればいいか悩ましい。そこで、「国内と海外、どちらでより通用するか」「転職と昇進どちらに向くか」という2軸で、目的別に取得すべき資格を分類した。

 国内市場で、昇進、転職の両方に強いのはTOEICだ。リスニングとリーディングの2技能を測るL&Rと、スピーキングとライティングの2技能を測るS&Wの2種類あるが、優先すべきはL&R。英語学習サイト「MYスキ英語」代表の藤永丈司氏は、「企業はL&Rのスコアしか基本的に見ない」と言い切る。

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 国内での認知度が高い資格には英検(実用英語技能検定)もあるが、昇進などの基準に採用されるのは、TOEICの方が一般的。ただ、「人事部門の管理職など上の世代にアピールするには、英検の方が有利となることも多い」(藤永氏)と言う。

 「海外で仕事をしても困らない英語力を身に付けたいなら、IELTSがお薦め」(藤永氏)。TOEFLと同様に基本的には留学向きの資格だが、IELTSには職場でのやり取りを想定した問題などが多く出るジェネラル・トレーニング・モジュールという種類の試験がある。ビジネスシーンで使わないアカデミックな単語などを覚えずに済むのだ。

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