2023年3月3日発売の「日経トレンディ2023年4月号」 ▼Amazonで購入する では、「資格・転職・副業の新しい地図」を特集。ITやデジタルの発展により、仕事のスタイルが激変し、世はリスキリング時代を迎えた。従来のような基礎能力や専門知識だけではなく、将来は時代の変化に柔軟に対応できる能力が重視される。ライバルを出し抜いて希少な人材になるため、これからの時代を生き抜くためのテクニックを大公開する。
※日経トレンディ2023年4月号より。詳しくは本誌参照
「個人のリスキリングに対する公的支援については“5年間で1兆円”を投じる」。2022年10月3日、岸田文雄首相の所信表明演説をきっかけに「リスキリング」というキーワードが日本列島を席巻。世は、リスキリング時代を迎えた――。
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なぜ今リスキリングが求められるのか。背景にあるのがITやデジタルの発展により、仕事のスタイルが激変したことだ。中高年向けのキャリアスクールを運営するブルーブレイズ代表の都築辰弥氏は「急速に変化する世の中についていかないと仕事がAIに代替されたり、築き上げたスキルが陳腐化してしまったりするので、常に自身をアップデートする必要がある」と説明する。
先が読めない時代に備えよ! 求められるスキルが大激変
1.能力の需要の変化
これからの時代に必要となる能力やスキルは、従来のような「ミスがない」「責任感」といった基礎能力、または高度な専門知識だけではない。将来は「問題発見力」や「的確な予測」など、時代の変化に柔軟に対応できる能力が重視される。
2.領域横断的人材の躍進
コロナ禍での社会変化や、経済の先行き不透明感などが人材ニーズにも影響。1つの専門分野に特化するより、複数分野の経験を生かし、状況に応じて柔軟に変化でき、別分野の人をうまく巻き込む領域横断的な仕事ができる人が高評価に。
3.デジタル人材の不足
デジタル人材の需要が急拡大。三菱総合研究所の調査によると、企業の半数以上が「DXの全体工程を管理する人材が不足している」を課題に挙げた。2030年にはデジタル人材を含む専門技術人材が170万人不足するとしている。
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