※日経エンタテインメント! 2023年2月号の記事を再構成

2023年、主役級への飛躍が期待される若手女優は誰か? 記事「2023年注目女優 趣里・桜田ひよりなど次世代の主役候補6名」に続いて紹介するのは、すでに主演を経験している4名、そして雑誌の専属モデルとしても活動する4名だ。

飯沼 愛:2003年8月5日生まれ、香川県出身。田辺エージェンシー所属
飯沼 愛:2003年8月5日生まれ、香川県出身。田辺エージェンシー所属

 2022年にドラマや映画で主演して演技力が脚光を浴びた女優たちが、今年はさらに様々な作品に出演して、主演級としての地位を固めそうだ。

 TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」でグランプリに輝き、22年秋に『パパとムスメの7日間』で主演した飯沼愛(いいぬま・あい)は、ゴールデン帯連ドラ初出演となった昨秋の日曜劇場『アトムの童』で、ハナコの岡部大が店長を務めるネットゲームカフェのアルバイト店員を好演した。

 22年4月、長澤まさみ、川口春奈、永野芽郁らを輩出したアサヒ飲料「カルピスウォーター」の14代目CMキャラクターに抜てきされた當真あみ(とうま・あみ)は、21年7月に女優デビューしたばかりの16歳。昨年12月23日に公開された映画『かがみの孤城』の主人公の声優にオーディションで選ばれた。1月期の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)で妻夫木聡が演じる主人公の闇医者が昼間に営む洋菓子店に通う女子高生を演じる。

 21年から22年にかけてドラマ『真犯人フラグ』や『ナンバMG5』での好演が光った原菜乃華(はら・なのか)は、22年11月に公開された新海誠監督の新作アニメ映画『すずめの戸締まり』で主人公の声優に起用され、一躍注目の存在に浮上した。

 22年2月の『liar』で連ドラ初主演した見上愛(みかみ・あい)は、長澤まさみとともに務めてきたJRAの年間プロモーションキャラクターが23年も続投決定。コケティッシュな魅力を秘めた個性派で、最近ではドラマ『両刃の斧』(WOWOW)にも出演した。

参考記事 見上愛 JRAの年間キャラクターに抜てきの期待株が舞台初挑戦

勢いに乗るファッション雑誌の「専属モデル系」

 1990年代には長谷川京子、藤原紀香ら、『CanCam』などの“赤文字”ファッション誌の専属モデルが連ドラで活躍した。現在は親しみやすさやかわいらしさを秘めたティーンズ向けの専属モデルが同世代の支持を集めて、女優としても頭角を現している。

 『nicola』専属を経て19年から『Seventeen』専属モデルとして活躍している秋田汐梨(あきた・しおり)は、22年7月期に『彼女、お借りします』に出演したのに続き、10~11月に配信された関口メンディー主演『覆面D』(ABEMA)ではヒロインを演じた。

秋田汐梨:2003年3月19日生まれ、京都府出身。スターダストプロモーション所属
秋田汐梨:2003年3月19日生まれ、京都府出身。スターダストプロモーション所属

 『non-no』専属で、情報番組でもマルチに活躍する鈴木ゆうか(すずき・ゆうか)は、1月4日スタートの『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』(テレ東系)で主演。大黒天を祭るお社に住むネズミ一家の長女と結婚式場の新人プランナーの2役を演じる。

 横田真悠(よこた・まゆ)は『Seventeen』専属を経て、20年から『non-no』専属モデル。21年から『ラヴィット!』にレギュラー出演して幅広い層での知名度を伸ばし、昨年10月期の『コンビニ★ヒーローズ~あなたのSOSいただきました!!~』で連ドラ初主演。

 『nicola』専属モデルで注目されるのが、昨夏にドラマ『NICE FIGHT!』で中村アンの中高生時代を演じた凛美(りみ)。現在16歳の新星で、過去には新垣結衣、広瀬すず、清原果耶らが選ばれ主演女優の登竜門となっている「全国高校サッカー選手権」の第101回大会応援マネージャーに選出された。

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