2023年2月3日発売の「日経トレンディ2023年3月号」 ▼Amazonで購入する では、「ANA & JAL 最新案内」を特集。日本航空(JAL)はフルサービスキャリアを基幹事業と位置付け、同事業で25年度までに、コロナ前を上回る売上高1兆円以上を目指すと掲げた。その旗印は、国内線フラッグシップ機の置き換えだ。快適性の高い新鋭機「エアバスA350」が就航。快適な座席などの「質」で勝負してきたJALの系譜が引き継がれている。

※日経トレンディ2023年3月号より。詳しくは本誌参照

新鋭機A350を続々就航させてきたJAL
新鋭機A350を続々就航させてきたJAL

 2022年5月に発表した「ローリングプラン2022」(中期経営計画)ではフルサービスキャリアを基幹事業と位置付け、同事業で25年度までに、コロナ前を上回る売上高1兆円以上を目指すと掲げた日本航空(JAL)。23年1月に発表した23年度の基本便数計画で羽田―那覇線などの増便を決めた。コロナ前の運航便数に戻っている国内線では、19年から着々と改革を進めている。

 その旗印は、国内線フラッグシップ機の置き換えだ。2019年9月から、新鋭機「エアバスA350」が就航。「ボーイング777」に代わる幹線の主力として機材の数を増やし、23年1月時点では16機が羽田―那覇線など5路線で飛んでいる。

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 A350の魅力は、機内の快適性にある。高い静粛性に加え、普通席を含めた全クラスの座席に個人モニターを設置し、フライト中に映画や機外カメラの映像を見られるのが特徴。過去にも全席個人モニター付き機材はあったが、10インチ以上の画面で映像コンテンツを本格的に楽しめるようにする試みは、JALとして画期的だ。

 A350導入もあり一新した座席もポイントだ。クラスJはレッグレストの機能を強化するなど、普通席との運賃額の差が少なければ、コスパ抜群と言える上質な乗り心地だった。10年の経営破綻以降、路線拡大に制限がかかる中、快適な座席などの「質」で勝負してきたJALの系譜が引き継がれていると言える。

 機内食も一段と進化する。国内線ファーストクラスでは22年4月から、「JAL Chefs'Relay 〜匠がつなぐ美食のバトン〜」を実施。1カ月ごとに国内のシェフや料理長がリレー形式でメニューを監修している。

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