
- 全5回
「新・消費者」の研究
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- 第1回
- 2023.01.25
ユーザー発の「自然なバズり」どう生み出す? SNSマーケの新潮流 SNSなどを通じて情報を拡散し、多くの人の耳目を集めて巷を席巻する――。「バズらせるコンテンツ」というのが一時期、デジタルマーケティング業界ではやった。しかし、SNS慣れした消費者のコンテンツを見る目が肥えたことで、「バズらせる」という企業意図は見破られやすくなっている。マーケターはそうした古い発想から、顧客が話題にしたくなる「場」を設計する力が求められるようになっている。 -
- 第2回
- 2023.03.02
インフルエンサーマーケの落とし穴 ハナマルキと森永製菓に学ぶ SNSで多くのフォロワーを持ち影響力のあるインフルエンサーに、自社の製品やサービスをPRしてもらう「インフルエンサーマーケティング」は、デジタルマーケティングの選択肢の一つとして定着した。しかし、そうした手法が消費者やファンに広く知られるようになるにつれて、単に「インフルエンサーを使って売る」というだけでは通用しなりつつある。 -
- 第3回
- 2023.04.14
SNSで広がる「ウエーブ消費」とは 少年ジャンプ+が拡大した心理 SNSをマーケティングに生かすうえで、消費者の「認められたい」「愛されたい」という承認欲求や自己顕示欲を満たすコミュニケーションをするのは一つの手段だ。だが、SNS利用が一般化するにつれ、利用者のリテラシーが向上し、どのような行動がSNS上適しているのかを判断する基準が大きく変わっていることを理解しなければならない。個人ではなく大勢で盛り上がることで消費が生まれる、新たなSNS消費が急拡大している。 -
- 第4回
- 2023.05.18
ユニクロのバッグが「TikTok」でバカ売れ 背景に3つの消費者心理 短尺動画SNS「TikTok」に投稿された動画で紹介されたことをきっかけに、爆発的にモノが売れる現象は「TikTok売れ」と呼ばれる。日経トレンディと日経クロストレンドが発表する「2021年ヒット商品ベスト30」の1位にも選ばれた。TikTok売れは一過性のブームではなく、今もなお新たなヒットを生み出すきっかけになっている。TikTokは定期的にヒット商品を生み出し、新たな消費の潮流として定着しつつある。