2023年1月4日発売の「日経トレンディ2023年2月号」 ▼Amazonで購入する では、「新NISA式 ほったらかし株&投信」を特集。若い小中学生にマネーリテラシーを教えようという機運も高まり、子供向けのキャッシュレス決済サービスが近年続々と現れている。いずれも、子供用のプリペイドカードやデビットカードとスマホアプリを連携させ、金融教育に役立てる狙いがある。

※日経トレンディ2023年2月号より。詳しくは本誌参照

若い小中学生にマネーリテラシーを教えようという機運も高まっている
若い小中学生にマネーリテラシーを教えようという機運も高まっている

 いわゆる「老後2000万円問題」が2019年に起きてから約3年。若いうちから資産形成の意識を高めようと、22年度からは高校の家庭科の授業で株式や投信などについて教えられるようになった。さらに若い小中学生にマネーリテラシーを教えようという機運も高まっている。

 とはいえ小中学生のうちは、小遣いや駄賃、お年玉などを浪費せず計画的に使う金銭感覚を身に付けさせるだけで十分だ。しかし、「小遣い帳を付けなさい」と言っても続かない子供は多い。そこで役立つのが、近年続々と現れている、子供向けのキャッシュレス決済サービスだ。

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 20年開始の三井住友カード「かぞくのおさいふ」が先行していたが、22年に「manimo」(MEME)、「シャトルペイ」(シャトル)、「B/43ジュニアカード」(スマートバンク)など、続々と子供向けキャッシュレスが登場。いずれも、子供用のプリペイドカードやデビットカードとスマホアプリを連携させ、金融教育に役立てる狙いがある。

 では、実際にどう教えるか。家庭でも取り入れやすいのが、業務効率を高める「PDCAサイクル」の手法だ。まずお金をためる目標を子供に立てさせ(Plan)、実際に小遣いを渡して消費させる(Do)。どう使ったかを月末に検証し(Check)、改善点を話し合う(Action)という流れ。必要に応じて、目標は次のサイクルで変更してもよい。

 最初の目標設定で役立つ子供向けキャッシュレスの機能が「欲しいものリスト」。例えば、かぞくのおさいふには「ほしいもの」機能があり、子供自身が「ラジコン」などの欲しい物とその目標金額をアプリ上に設定できる。「目標を定めることでやる気が向上し、自らお金をやりくりして無駄遣いを減らせる」(三井住友カード商品企画開発部グループ長の渡邊真司氏)

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