2023年1月4日発売の「日経トレンディ2023年2月号」 ▼Amazonで購入する では、「新NISA式 ほったらかし株&投信」を特集。2022年の波乱相場を経て、アナリストや投資のプロ、個人投資家は23年の相場をどのように見据え、何を注視するのか。31人にアンケートの協力を得て、回答結果をまとめた。

※日経トレンディ2023年2月号より。詳しくは本誌参照

7割の回答者が日本株を「良い」と予想。米国株は「良い」が4割を占める一方「悪い」も2割超とやや意見が分かれた。高リスクとされる暗号資産は半数以上が「悪い」と予測。注)貴金属は金・銀・プラチナなど、エネルギーは原油・天然ガスなど、農作物は小麦・トウモロコシ・大豆など
2023年にパフォーマンスが「良い」「悪い」と思う資産クラスは? 7割の回答者が日本株を「良い」と予想。米国株は「良い」が4割を占める一方「悪い」も2割超とやや意見が分かれた。高リスクとされる暗号資産は半数以上が「悪い」と予測

 ロシアによるウクライナ侵攻、歴史的な高インフレ、円安進行などを背景に荒れ模様となった2022年の相場。波乱の年を経て、アナリストや投資のプロ、個人投資家は23年の相場をどのように見据え、何を注視するのか。31人にアンケートの協力を得て、回答結果をまとめた(集計グラフなど詳細は「日経トレンディ」2023年2月号に掲載)。

 日経平均株価は、ほぼ全員が3万円を超えるとの見立て。上値は3万円台が最多で、3万3000円台までの水準で予想する人が多かった。

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 資産クラス別のパフォーマンスでも、回答者の7割以上が23年の日本株は好調と予想する。米国株については約4割が好調とする一方で、低調と考える人も2割超と意見が分かれた。インフレ時に有利な現物不動産が、好調予想の3位に入った。

 「インフレ」は23年に注目する投資テーマでも、6割以上が注目テーマに選んで1位に。「半導体・電子部品」「脱炭素」が引き続き注目度の高いテーマとして同率2位となった。

 為替のドル円レートは、下値は1ドル=120円台前半に予想が集中。上値は予想がばらけたが、140円台前半を最多に145円未満を選んだ回答者が計17人と、半数以上が22年以上に円安が進行することはないとみている。

 株式相場に影響を与えそうな要因では、利上げ休止の時期が世界経済の先行きを左右する「米国の金利・金融政策」が1位。景気回復への影響が懸念されるゼロコロナ政策の動向などに注目が集まる中国情勢が2位、3位の外国為替に続き、23年4月に日銀総裁の交代を控える「日本の金利・金融政策」が4位となった。

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