※日経エンタテインメント! 2022年12月号の記事を再構成

今年6月にスタートした「オールナイトニッポン」のサブスクサービス「ANN JAM」。その中の必聴エピソード7本を「ANN JAM」スタッフがセレクト。その聴きどころを推薦コメントとともに紹介しよう。

「ANN JAM」は今年6月にスタートした「オールナイトニッポン」のサブスクサービス
「ANN JAM」は今年6月にスタートした「オールナイトニッポン」のサブスクサービス

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン

2005年10月18日放送・第15回「決戦の日」

 ゲストとして登場した長州小力と、くりぃむしちゅー有田哲平ふんする「長州有力(ありき)」によるW長州があいまみえた衝撃的な回です。リスナーから来た質問に、長州が答えて、隣で長州が相槌を打つという流れは鉄板。人気コーナー「長州有力の今しかないぞ! 俺たちの時代だ!!」では、ついに小力VS有力の決着がつく歴史的放送回となっています。絶対に聴いてほしいです。

久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン0

2012年7月17日放送・第16回「あそこが人生の分かれ目だったか」

 「つらい! 楽しい! 大好き!」がモットー、マンガ家の久保ミツロウと自称マンガ家の能町みね子による伝説のネガティブラジオ。入口が広く、出口が深いこの週のメールテーマは「あそこが人生の分かれ目だったか」。とかく下ネタに振りがちなメールが多いなか、「このラジオを聴いたことが人生の分岐点かも」という、意外にも真面目なメールに2人は「100点! ベストアンサー!」と答えます。

ニューヨークのオールナイトニッポン0

2016年5月26日放送・第9回「さらば青春の光・森田さん参上」

 さらば青春の光・森田哲矢さんが登場するゲスト回。屋敷さん(ニューヨーク)と森田さんがとある合同コンパに参加し、うまくカップルが成立するかと思いきや、いつの間にか森田さんの財布から…という話を披露。ここまでのトークでも十分に面白いのですが、これはまだ序章にすぎず、物語はここから始まる。まるでミステリードラマのような、放送全編を使ったエピソードトークは必聴です。

ネプチューンのallnightnippon SUPER!

2000年12月8日放送・第86回「やっぱ泣いちゃいますよね」

 2001年のお正月に放送された、芸能人が様々な芸の出し物に挑戦して得点を競い合う『新春かくし芸大会』。今回はその収録時に起きた伝説の大ハプニングを語ります。ネプチューンは「助六太鼓」に挑戦したんですが、自分たちの話はそこそこに、審査員の採点に不満だったマルシア姉さんが帰ってしまうハプニングを目撃! 周りの出演者の様子を含めて赤裸々に驚きとともに語っています。

オードリーのオールナイトニッポン

2009年2月28日放送「オードリーのオールナイトニッポンR特番」

 オードリーの2人が初めて『オールナイトニッポン』を担当した単発回で、ほぼ全編通してフリートークという、相変わらずのストロングスタイルです(笑)。現在の落ち着いたテンポとは違い、速いテンポでトークが繰り広げられ、まるで漫才かのように聴けます。敗者復活を果たした『M-1グランプリ』の裏側や、伝説の自宅ライブ「小声トーク」などについても語っています。リトルトゥース必聴です!

宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD

2013年12月10日放送・第10回「烏丸せつこさんがキター!!」

 「映画『マノン』の烏丸せつこを超える女性芸能人はいない!」。そんな宮藤さんの一言から始まったコーナー「烏丸せつこ最強説」。毎週リスナーが「自分の推し」を送るものの、誰もせつこを倒せないというお決まりの流れがありました。この回は、ついに烏丸さん本人が登場。局に入る様子を駐車場から中継したり、Tシャツを勝手に作ってもてなすなど、リスペクトと悪ふざけが混濁した神回です。

SUPER BEAVER 渋谷龍太のオールナイトニッポン0

2017年4月20日放送・第3回「弾き語り生ライブ~あたいの夏休みZERO~」

 第3回はなんと弾き語り生ライブ。挨拶も自己紹介も飛ばして、いきなり始まるアコースティックギターの生音、力強い歌声に心をつかまれること間違いなし。素晴らしい演奏にもかかわらず、裏でリスナーから借りた「デジモン」に夢中のスタッフ、弾き語りのときの数段高いテンションでリスナーの鼻歌を吟味する渋谷さんと、感動だけでは終わらせない番組の空気感も伝わる回となっています。

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