2023年3月、櫻井翔が女優・広瀬すずと共に主演を務める『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開される。同年1月に41歳の誕生日を迎え、働き方と年齢的な時間の流れの2つが変わったという。年を重ねるごとに最短距離を進む方法を覚えるが、「あんまりラクし過ぎないで、準備するプロセスを大事にしたい」と感じるようになった。「何かにチャレンジするのに遅すぎることはない」。そう語る真意を聞いた。

※日経トレンディ2023年4月号より。撮り下ろし写真の全カットを含め、詳しくは本誌に掲載しています

『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(c)2023 映画「ネメシス」製作委員会
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』(c)2023 映画「ネメシス」製作委員会
櫻井 翔
さくらい・しょう 1982年1月25日群馬県生まれ、東京都出身。99年に嵐のメンバーとしてCDデビューを果たす。2003年の「よい子の味方 〜新米保育士物語〜」で連続ドラマ初主演、06年10月にはニュース番組「NEWS ZERO」(現「news zero」/日本テレビ系)のキャスターに就任するなど個人活動も拡大。20年12月31日に嵐が活動休止をして以降も、現在放送中のドラマ「大病院占拠」(日本テレビ系)で主演を務めるなど精力的に活動を続ける

 2023年3月、櫻井翔が女優・広瀬すずと共に主演を務める『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開される。近年の櫻井は、06年から取り組んでいるキャスター業、そして数々のバラエティー番組でのMC業に加えて、21年のドラマ版「ネメシス」、23年1月スタートのドラマ「大病院占拠」、そして今回の映画と、俳優業にも積極的に取り組んでいる印象が強い。

 1999年、アイドルグループ・嵐のメンバーとして17歳でデビューし、20年以上のキャリアを持つ櫻井も今年1月に誕生日を迎えて41歳。20年12月31日に嵐が活動休止をして以降、そして40代となり、仕事への取り組み方に変化があると語る。

──10~20代と、40代に入ってからの走り方で変化はありますか?

 働き方が変わったというのが1つと、年齢的な時間の流れが変わったという2つがありますね。まず物理的なことでいえば、全く違いますよね。(嵐の活動休止前は)レギュラー番組があって、コンサートツアーがあって、すなわちそのためのリハーサルがあって、すなわちそのためのレコーディングがあって、すなわちそのための打ち合わせがあって……。っていう年間のスケジュールと、今のスケジュールを比べると、単純に全く違います。

 それとまた別に、40代になっての時間の過ごし方という意味でいうと、体力的なネガを感じることはあまりないです。というのも、自分がこの年齢になったときに肉体的なり、精神的なりにネガがないようにと、20代後半ぐらいから準備しておきたいとトレーニングをしていたので。「あれ、体動かないな」って思ってから準備したんじゃ、多分、僕らの場合は間に合わなかったりするから。

 ただ、40代になってそういった準備の仕方は確かに変わったかもしれない。体を動かしておくペースが20代のときは週に1回でよかったのが、週に2~3回になったとか。あと朝早く起きてしまう(笑)。若い頃は昼ぐらいまで寝ていたときもありましたが、起きてしまった時間で何をするのか、その時間で自分のために何ができるかとか、そういう時間の流れは変わりましたよね。

この記事は会員限定(無料)です。

有料会員になると全記事をお読みいただけるのはもちろん
  • ①2000以上の先進事例を探せるデータベース
  • ②未来の出来事を把握し消費を予測「未来消費カレンダー」
  • ③日経トレンディ、日経デザイン最新号もデジタルで読める
  • ④スキルアップに役立つ最新動画セミナー
ほか、使えるサービスが盛りだくさんです。<有料会員の詳細はこちら>
21
この記事をいいね!する