2023年3月、櫻井翔が女優・広瀬すずと共に主演を務める『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開される。同年1月に41歳の誕生日を迎え、働き方と年齢的な時間の流れの2つが変わったという。年を重ねるごとに最短距離を進む方法を覚えるが、「あんまりラクし過ぎないで、準備するプロセスを大事にしたい」と感じるようになった。「何かにチャレンジするのに遅すぎることはない」。そう語る真意を聞いた。
※日経トレンディ2023年4月号より。撮り下ろし写真の全カットを含め、詳しくは本誌に掲載しています
2023年3月、櫻井翔が女優・広瀬すずと共に主演を務める『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』が公開される。近年の櫻井は、06年から取り組んでいるキャスター業、そして数々のバラエティー番組でのMC業に加えて、21年のドラマ版「ネメシス」、23年1月スタートのドラマ「大病院占拠」、そして今回の映画と、俳優業にも積極的に取り組んでいる印象が強い。
1999年、アイドルグループ・嵐のメンバーとして17歳でデビューし、20年以上のキャリアを持つ櫻井も今年1月に誕生日を迎えて41歳。20年12月31日に嵐が活動休止をして以降、そして40代となり、仕事への取り組み方に変化があると語る。
──10~20代と、40代に入ってからの走り方で変化はありますか?
働き方が変わったというのが1つと、年齢的な時間の流れが変わったという2つがありますね。まず物理的なことでいえば、全く違いますよね。(嵐の活動休止前は)レギュラー番組があって、コンサートツアーがあって、すなわちそのためのリハーサルがあって、すなわちそのためのレコーディングがあって、すなわちそのための打ち合わせがあって……。っていう年間のスケジュールと、今のスケジュールを比べると、単純に全く違います。
それとまた別に、40代になっての時間の過ごし方という意味でいうと、体力的なネガを感じることはあまりないです。というのも、自分がこの年齢になったときに肉体的なり、精神的なりにネガがないようにと、20代後半ぐらいから準備しておきたいとトレーニングをしていたので。「あれ、体動かないな」って思ってから準備したんじゃ、多分、僕らの場合は間に合わなかったりするから。
ただ、40代になってそういった準備の仕方は確かに変わったかもしれない。体を動かしておくペースが20代のときは週に1回でよかったのが、週に2~3回になったとか。あと朝早く起きてしまう(笑)。若い頃は昼ぐらいまで寝ていたときもありましたが、起きてしまった時間で何をするのか、その時間で自分のために何ができるかとか、そういう時間の流れは変わりましたよね。
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