未来の市場をつくる100社【2023年版】 第12回

従来の賃貸とも分譲とも違う「第3の選択肢」として、不動産スタートアップのMinoru(ミノル、東京・渋谷)が提案するのが、「家賃が実る家」だ。定められた期間家賃を払い続けると、土地と建物が最終的に自分のものになるサービスで、入居待ちはすでに約1万人に上る。一体、どんなビジネスモデルなのか。

Minoruは家賃を払い続けると最終的に家を自分の持ち家にできるサービス
Minoruは家賃を払い続けると最終的に家を自分の持ち家にできるサービス

 働き方の多様化が進む中、大きなネックとなるのが家だ。フリーランスでは十分な収入を得ていても住宅ローン審査が通らない例も少なくない。そんな中、従来の賃貸とも分譲とも違う「第3の選択肢」を提供するのが、不動産スタートアップのMinoru(ミノル、東京・渋谷)だ。同社が提案するのは「借りながら持ち家にする」、譲渡型賃貸住宅サービス。関心は急上昇しており、入居はすでに1万人待ちの状況だ。

 「お金はあるのに住宅ローンが通りづらい人たちがいる。金融機関を利用しなくてもマイホームを建てられるようにしたい」。こう語るのはMinoruの森裕嗣CEO(最高経営責任者)だ。とび職を経て24歳で大学に入学。不動産開発会社で勤務した後、不動産会社立ち上げと、まさに不動産の上流から下流まで見てきた。

 Minoruを立ち上げたのは2019年。「家賃が実る家」のキャッチコピー通り、定められた期間家賃を払い続けると土地と建物が最終的に自分のものになるサービスだ。一見すると契約満了後に車が「もらえる」システムの自動車リースと同じように見えるが、その仕組みは全く異なる。

社名:Minoru(ミノル、東京・渋谷)
設立:2019年9月
製品/サービス:「借りながら持ち家にする」、譲渡型の賃貸住宅事業という新しいモデルを展開
市場:住宅ローン審査が通りにくかったフリーランスや個人事業主などの需要を開拓し、新たな不動産市場を切り開く
カテゴリー『生活テック』

「家賃が実る家」のビジネスモデルは?

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