※日経エンタテインメント！ 2022年11月号の記事を再構成
『ラブライブ！スーパースター!!』に登場するアイドルグループ、Liella!（リエラ）。アニメ、書籍、リアルライブなど多面的に展開するオールメディアプロジェクト『ラブライブ！』シリーズでは、劇中に登場する女子高校生のスクールアイドルの声を担当するキャストが、ライブなどのリアルな活動を並行して行うのが特徴。Liella!も9人では初のパフォーマンスとなるTVアニメ2期OP＆ED主題歌連動リリースイベントを9月21日に開催した。6月に2期生4人をお披露目したライブ＆ファンミーティングツアー以来となる9人でのリアルイベントでもある。インタビュー時はリハーサルの真っ最中。期待と緊張の面持ちで胸中を語った。
――9人での初パフォーマンスに対する今の気持ちは？
薮島朱音（以下、薮島） 人前でパフォーマンスをした経験がないので、まだ想像がつかないのですが、6月に皆さんの前に立ったライブ＆ファンミーティングツアーで、メンバーカラーのペンライトが振られているのを見た時に「こんなに感動するんだ！」と思いました。だからこそ、今は見てくださる方たちのことを想像して練習しています。実際にみなさんの目の前に立ってみたら、練習とは全く違う気持ちになると思うんです。リリイベではどんな景色が待っているのか、みなさんの顔を見て全力でパフォーマンスをしたらどれだけ楽しいのか期待感がすごくあります。
鈴原希実（以下、鈴原） ずっとラブライブ！シリーズが好きだった身としては、メンバーとキャストのシンクロが魅力だと感じていました。Aqours（アクア）さんのライブを初めて見た時、「メンバーが生きている！」と思った感覚がずっと忘れられなくて。私たちを見てくださるみなさんにも同じ気持ちを感じていただきたいと思い、今練習しています。「きな子ちゃんがいる」と思っていただけるように、精いっぱい頑張りたいです！
岬なこ（以下、岬） 早く見てほしい気持ちと、もう少し待ってほしい気持ちがない交ぜになった変な気持ちでいます（笑）。ただ、Liella!は確実にパワーアップしていると思います。人数が増えたことによるフォーメーションの立体感、熱量の高さなど、良い変化をみなさんにお見せできるのではないかなという気持ちで今は練習しています。
伊達さゆり（以下、伊達） 私は、早くみなさんに披露したい気持ちです。練習やリハーサルでキャストの良い笑顔やすてきな表情を見ていると、本番は今以上にもっと輝くんだろうなって、ファン目線で楽しみになっています。私自身、練習よりも本番の方が楽しいという経験をしてきたからこそ、9人でパフォーマンスをしたらまた違う楽しさを感じられるんじゃないかって。すごく楽しみです。
ツアー最終日は初ドーム公演
さらに、12月3日から「ラブライブ！スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ～WE WILL!!～」がスタートする。ツアーファイナルには過去最大規模の会場となるベルーナドームでの公演を予定している。9人での初ツアーに向けた意気込みとは。
――12月からは9人で初のツアーが始まります。
鈴原 全く実感が湧いていないのですが……『ラブライブ！ スーパースター!!』の名前や、Liella! らしい星とか、空の上にいるようなキラキラしたステージにできたらいいなって。
一同 絶対カワイイね！
鈴原 あとはやっぱりメンバー9人と私たちキャスト9人、合わせて18人が、まるでその場にいるようなステージにしたいなと思っています。
薮島 今回のツアーで回るそれぞれの会場はもちろん、ファイナルのベルーナドームは想像する以上にとんでもなく広いステージだと思います。でも、ステージ以上に大きな気持ちを持てたらいいなって。緊張や不安を吹き飛ばして、来てくださったみなさんに「楽しかったな」「すてきな時間だったな」と思ってもらえるようなライブにしたいです。
岬 これまでいろんなステージを経験させてもらって思ったのは、同じステージはないということ。同じ会場でも1日目と2日目では来てくださる人や座席にいる人が違うから、全く違う景色が見えるんです。だからこそ、今回のツアーでも、みなさん1人ひとりと目を合わせたいなと思っています。あとはやっぱり、メンバーみんなが笑顔で終われたら言うことないですね！
伊達 TVアニメ2期でも結ヶ丘の生徒のみんなに助けられてLiella! はステージに立てたけど、私たちもそれは同じだという気持ちを忘れずに。感謝の思いと楽しい気持ちを持ってステージに立てたらいいなと思います。
