2022年11月4日発売の「日経トレンディ2022年12月号」 ▼Amazonで購入する では、「2022年ヒット商品ベスト30」を特集。16位に「第2次カヌレブーム」が選ばれた。カヌレが、1990年代に続く第2次ブームの絶頂を迎えた。けん引役は、従来の形にとらわれない進化系カヌレだ。コンビニも参戦し、ファミリーマートが5月に発売した「生カヌレケーキ」は累計600万個売れた。
※日経トレンディ2022年12月号より。詳しくは本誌参照
第2次カヌレブーム
フランス発の伝統菓子が再ヒット 大手製菓やコンビニからも進化系
フランスの伝統焼き菓子・カヌレが、1990年代に続く第2次ブームの絶頂を迎えた。
けん引役は、従来の形にとらわれない進化系カヌレだ。もともと見た目が「かわいい」と人気だったカヌレは、ソースをかけて色を変えるだけでより「映える」ようにできたり、食感を半熟や生にできたりと、アレンジしやすかった。この流れが22年に加速し、様々な工夫を凝らした商品が登場した。
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その代表格は、22年4月に発売された「カヌレット」。グミやキャンディーで有名なUHA味覚糖が、小麦の代わりにゼラチンなどを使って成形した進化系カヌレだ。一口サイズなのに見た目はカヌレそのままで、味や食感もある程度似せている。SNSで一躍話題となり、品切れが続出。グミの棚で販売された意外性もあり、販売個数は同社目標の6倍程度まで伸びた。
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