※日経エンタテインメント! 2022年10月号の記事を再構成

日中韓の9人で結成されたグローバルガールズグループのKep1er(ケプラー)。この連載では、そのメンバーたちに話を聞いていく。今回登場するのはメーンダンサーとしてオーディション時には振り付けも担当したダヨンと、小動物のようなキュートさからは想像もつかないパワフルなダンスを得意とするヨンウン。Kep1erのメンバーは、日々のダンスの練習などにどう取り組んでいたり、またオフの時間にはどのように過ごしているのだろうか。2人に話を聞いた。

左からダヨン、ヨンウン(写真/中村嘉昭)
左からダヨン、ヨンウン(写真/中村嘉昭)

ダヨン ありがたいことにたくさんのお仕事をさせてもらっているんですが、普段、少しでも空いた時間があれば、みんなで振り付けの練習をしています。あと、ボーカルや語学のレッスンも受けていて、日本語は自分なりに頑張っているところです。ただ、まだ実際に話したりするのは難しくて…。そういう時はヒカルとマシロが助けてくれています。

ヨンウン メンバーとのダンスの練習は、夜遅くなると、疲れているはずなのに変なハイテンションになっちゃうことが多いんですよね(笑)。みんなで一緒に練習してると、疲れていても、ついつい楽しくなっちゃうんです。

ダヨン 長く一緒にいるせいか、メンバーのテンションも一緒に合うようになってきたのも面白いなと思います。高い時はみんな弾けた感じになるし、逆に落ち着いてる時は静かにしているみたいな。

ヨンウン ダンスの練習では、ヒカルとダヨンが、みんなを引っ張ってくれていて、いろんなアドバイスをくれることが多いですね。

ダヨン 確かにそういうこともしますけど、Kep1erはメンバーみんなダンスがうまいし、それぞれ意見をちゃんと言い合えるので、お互いにサポートし合っている感じです。またメンバー全員の成長も著しいなって思いますね。振りを覚えては繰り返し練習することをずっと続けてきたので、どんどん振りを覚えるスピードが早くなっています。

ヨンウン あと、9人全員がより正確にそろうダンスパフォーマンスもできるようになってきているなと思いますね。

ダヨン それにヨンウンはもともとダンスの実力がある上に、最近では『WA DA DA』をパフォーマンスするときに、激しいダンスをしながら、それに負けないくらい力強い歌声を響かせていてすごいなって思います。

ヨンウン ありがとう。確かに練習をたくさんしたおかげで、最近はステージ上で余裕を持てるようになったのかなと思います。ダヨンは一時期、思ったようにダンスが踊れなくて落ち込んでいて、「ストレスを感じてるのかな?」と思うこともあったけど、最近は「大丈夫、私はできる」というすごくポジティブなマインドをパフォーマンスに感じます。そういうところはとても素敵だし、私も学ぶべき点だなって思います。

ダヨン (日本語で)ありがとう!

ヨンウン (笑)。

みんなで済州島に行きたい

――1月のグローバルデビューから約7カ月。忙しい日々を送るなかでも、メンバー同士で過ごす時間が癒やしになっているという。

ダヨン メンバーと一緒にいる時間は常に楽しいですね。少し前に、みんなで漢江に遊びに行ったことがあって、それは癒やしの時間になりました。

ヨンウン 一緒に漢江に行って、ラーメンを食べたり、あとなぜかみんなで走ったりもして(笑)。とても楽しい思い出です。

ダヨン 時間ができたら、みんなで済州島に行きたいねって話しています。でも目的地がどこであれ、メンバーみんなで行ったら、きっと幸せな時間が過ごせると思うんですよね。

ヨンウン 今回みたいに日本に来たり、他の海外に仕事で行った時とかも、空き時間に旅行気分で観光ができたら楽しそうだなって思います。

ダヨン メンバー内ではやっている食べ物だと、みんなやトッポギが大好きで、一緒にいる時には、よくデリバリーでも注文します。誰かの誕生日や大きな仕事が終わって一段落した時とか、特別な日に頼むことも多いですね。

ヨンウン それとダヨンがきっかけで、最近Kep1er内でタピオカも流行中。誰かが「タピオカ飲む人?」って呼び掛けると、みんな「私も!」「私も!」って言うぐらいブームになってます(笑)。

ダヨン 他に、はやっていることだと、グループチャットにメンバー同士でいろんな写真をアップし合うことも。7月に行われた、「アイドルスタースポーツ選手権大会」で、スポーツダンス部門にシャオティンが出た時の写真がすごくかっこ良くて、メンバー内でホットな話題になっていたこともありました(笑)。

 Kep1erのムードメーカーを挙げるなら、私はヒカルかなって思います。とてもかわいいし面白い。ヒカルのおかげで、みんなが爆笑することもよくありますね。

ヨンウン 私はイェソかな。末っ子だからか、お姉さんたちに勢いよく駆け寄ってくるところとか、すごく愛嬌があってかわいいなって思います。

ダヨン
全てをマルチにこなすオールラウンダー
2003年3月2日生まれ(19歳)。「Kep1erのダンシングクイーン」と呼ばれるほどのダンスの実力を持ちながら、ボーカルやラップのスキルも兼ね備えるオールラウンダー。「日本のファンの皆さんは、デビューの時から私たちのことをずっと好きでいて下さったので、早く日本に行きたいと思っていました。ショーケースでは素晴らしいステージをお見せします」
ヨンウン
太陽のような存在のムードメーカー
2004年12月27日生まれ(17歳)。ボーイズグループのダンスも踊りこなすダンススキルと、どんな曲でも歌い上げる高い歌唱力を持ち併せる。明るくハツラツとした性格で、メンバー内投票では「ムードメーカー」「素手で虫を捕まえることができる」でトップに。「日本に来るのが昔から楽しみで、実際に来てみると期待していた以上で、とても幸せです」
この記事をいいね!する