スターバックスはなぜ居心地が良いのか。接客の神髄をひもとく連載第4回。接客力やビバレッジのスキルなどを競う社内競技会「コーヒーアンバサダーカップ」で、2021年、最終ステージに残ったのが、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の川地希瑛子さんだ。大学卒業後、スターバックスでアルバイトを続け、「人間性が変わった」と語る。

スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の川地希瑛子さん
スターバックス リザーブ ロースタリー 東京の川地希瑛子さん

 大学2年生の冬からスターバックスでアルバイトを始め、2023年で9年目を迎えた川地希瑛子さん。「20代をすべてスターバックスで過ごしている」という川地さんが卒業後もアルバイトを続ける理由は、成長機会があるからだと語る。川地さんにとって心が折れるような大きな挫折は2回。これを乗り越えたとき、周囲に推されるようにして「コーヒーアンバサダーカップ」への出場が決まった。

 コーヒーアンバサダーカップは、2年に1回開催される社内競技会だ。全国約5万人の従業員の中で出場資格があるのは、ブラックエプロンの保有者約6300人(23年3月時点)。コーヒーに関する知識を豊富に持つメンバーの中で、店舗での接客力やビバレッジの創作性、完成度の高さを競う。川地さんは21年にスターバックス リザーブ ロースタリー 東京代表として参加し、最終ステージの4人に残った。

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