スターバックスはなぜ居心地が良いのか。接客の神髄をひもとく連載第3回。2021年に開催した社内競技会「コーヒーアンバサダーカップ」で、中日本リージョン(西東京・西埼玉エリア)の代表として、初挑戦ながら最終ステージに進んだ斉藤有加さん。来店客に活力を与えたいと語る斉藤さんの顧客と「つながる」力とは。
大学1年生の時にスターバックスでアルバイトを始めた斉藤有加さん。「学校の最寄り駅でアルバイト先を探していたところ、たまたま見付けたのがスターバックスだった」(斉藤さん)。それまで店に行ったことはなく、何の先入観も持たずに働き始めたのは、来店客の3人に1人が常連という、顧客や地域と関係が深い駅近くの店だったと語る。
スターバックスでは2年に1度、接客やコーヒーに関する知識などを競う社内競技会「コーヒーアンバサダーカップ」を開催している。2021年、23歳で初めて挑戦した大会で、斉藤さんは最終ステージの4人に選ばれた。接客力の原点となっているのは、学生当時のアルバイトで培った人と人、人と店との「つながり」を育む力だ。
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