
- 全8回
世界に売るデザインの力
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- 第1回
- 2022.10.24
海外で売れなかった西陣織 勝つために変えた、たった1つのこと 海外企業から注目される早道の1つは、さまざまな国際イベントに出展することだろう。2022年のイタリア「ミラノサローネ国際家具見本市」に積極的に出展した細尾(京都市)と檜創建(岐阜県中津川市)に、海外展開の極意を聞いた。両社に共通するのは和のテイストを生かしながらも、そこに固執せず、柔軟に対応する姿勢だ。 -
- 第2回
- 2022.10.24
なぜセガ『ソニック』は米国で愛されるのか カギはトゲトゲしさ ゲーム市場は全世界で年々成長を続け、2021年は20兆円規模の市場になった。21年のセガ(東京・品川)の家庭用ゲーム販売金額は海外が約7割を占める。その人気をけん引するタイトルの1つが、海外、特に米国での人気がすさまじい『ソニック』シリーズだ。 -
- 第3回
- 2022.10.26
海外比率50%の老舗日本酒 売れた秘訣は「ラベル変更と英語名」 李白酒造(松江市)は1882年(明治15年)創業の老舗酒蔵。1980年代から輸出に向けた取り組みを始め、今や世界14カ国・地域に輸出。最大の海外市場・米国で売れた秘訣は、酒にニックネームを付けたことだった。 -
- 第4回
- 2022.10.26
万年筆のパーカーが認めた漆の老舗 伝統工芸から工業製品へ進出 漆の老舗・坂本乙造商店(福島県会津若松市)は、家電、自動車、時計、文具など工業製品に漆塗装を施す事業も展開する。その価値を最初に認めたのは海外だった。今では日本のメーカーとの仕事が多いが、その製品のほとんどは海外に向けられる。 -
- 第5回
- 2022.10.28
ソニーが愛媛県をコンサル 欧州への特産フルーツの輸出でタッグ 愛媛県のブランド戦略課とソニーデザインコンサルティング(東京・港)がタッグを組んで、愛媛県愛南町の特産かんきつ「河内晩柑(Misho)」の欧州向けのブランディングを進める。「外国人には知られていない希少な果実」という切り口で、高品質なイメージを打ち出す。 -
- 第6回
- 2022.10.31
「升」を世界でどう売るか? 岐阜の老舗メーカーが売上高3倍に かつての日本では、酒や米、しょうゆや油などさまざまな物が量り売りで売られており、升は欠かせない商売道具だった。今では升は物を量る道具としてはほとんど使われないが、大橋量器(岐阜県大垣市)は現在の升の主用途である酒器にとどまらず、インテリアや雑貨市場に幅広く商品を展開し、海外展開にも積極的に取り組んでいる。 -
- 第7回
- 2022.11.01
海外バイヤーとデジタルでつなぐ支援策 日本の「匠」を世界へ 「TAKUMI NEXT」は、伝統工芸などの事業者に向けて経営支援を行う日本貿易振興機構(ジェトロ)の海外需要開拓プログラム。現地のマーケットに合わせた商品開発ができるよう、有識者による「メンタリング」を実施している。 -
- 第8回
- 2022.11.01
日本から海外に売るマーケ&デザイン 変えること、変えないこと 海外に商圏を広げたい。だが日本で売っている商品のままで勝負できるのか。そんな悩みから海外への進出をためらっている企業も多い。海外進出の成功のポイントとは何か。海外進出のコンサルティングを行う米BOUS(ボース)の代表取締役、坪内小百合氏に話を聞いた。