TGS2022の公式配信で、JeSU(日本eスポーツ連合)の日本代表選手 お披露目会が開催された。国際大会への参加報告のほか、エキシビションマッチも実施。その技術の高さに驚きの声も上がった。
まず、2021年10月と2022年7月に日本とサウジアラビアで開催された「日本・サウジアラビア eスポーツマッチ」(日・サeスポーツマッチ)の凱旋報告会が行われ、『グランツーリスモ SPORT』『eFootball』『鉄拳7』『The King of Fighters XV(日本開催ではXIV)』『ストリートファイターV CE』の5タイトルで出場した選手が大会への参加と勝利を報告した。
日・サeスポーツマッチは、日本とサウジアラビアの戦略的パートナシップをとりまとめた「日・サウジ・ビジョン2030 2.0」の一環として行われ、eスポーツイベントを超えた国際交流の場として両国の有効を深める要因の一つとなった。参加した選手の多くはサウジアラビアの文化や国の状況を把握しておらず、サウジアラビアを知るきっかけとなったとのこと。各選手による発信により、日本の多くの若者にもサウジアラビアの一端を知るきっかけとなったのも間違いないといえそうだ。
次に今後の国際大会に出場する日本代表が紹介された。22年12月にインドネシアのバリ島で開催される国際eスポーツ連盟(IeSF)の「第14回eスポーツ ワールドチャンピオンシップ」に参加する。22年9月に開催予定だったスポーツの国際競技大会である「アジア競技大会 杭州」から、正式種目にeスポーツが加わることなっており、本来はこちらに参加をする予定の選手団だったが、新型コロナウイルスの影響でアジア競技大会 杭州が延期されたため、ワールドチャンピオンシップに参加する。タイトルは『eFootball』と『鉄拳7』だ。
また、2023年に延期されたアジア競技大会 杭州の代表選手として『ハースストーン』『リーグ・オブ・レジェンズ』『PUBG Mobile』『ストリートファイターV』の代表選手も紹介された。
最後にエキシビションマッチとして、『ストリートファイターV』の代表選手であるカワノ選手とマゴ選手が対戦した。1試合のみの短いものだったが、日本代表としての腕前を遺憾なく発揮。その技術の高さに会場は感嘆の声を上げていた。2026年には、名古屋でアジア競技大会の開催が予定されおり、日本代表のeスポーツ選手にはますます注目が集まりそうだ。
(文/岡安学、写真/志田彩香)
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