D23に見るディズニー「100周年」戦略 第2回

米ウォルト・ディズニーが2022年9月9~11日に米アナハイムで開催したファンイベント「D23 Expo 2022」では、23年の創業100周年に向けた映像コンテンツのラインアップを一挙に公表した。Netflixなどとの競争が加速している動画配信サービスでも、日本を含む世界各地のコンテンツを強化する。

ファンイベント「D23 Expo 2022」で100周年に向けた多彩な映像作品を紹介した
ファンイベント「D23 Expo 2022」で100周年に向けた多彩な映像作品を紹介した
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 1日目の本家ディズニーとピクサーは約2時間半、2日目のマーベル/ルーカスフィルム/20世紀スタジオが3時間。D23 Expo 2022の講演会場では、ディズニーの事業において中核となる映像作品の新作をたっぷりと紹介した。「我々の目標はエンターテインメントに再び革命を起こすこと。比類なき創造性、卓越したストーリーテリング、驚くべき革新的な技術でなし遂げる」とボブ・チャペックCEO(最高経営責任者)が語るように、かつての名作を最新の技術でよみがえらせる新作に注目が集まった。

『The Little Mermaid』を最新の技術で実写化する (C) Disney
『The Little Mermaid』を最新の技術で実写化する (C) Disney
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 その例の1つが1989年のアニメ映画を実写化する『The Little Mermaid(原題、以下同)』(米国で2023年5月公開予定、以下同)だ。主人公のアリエル役には、高い歌唱力を持つ若手歌手ハリー・ベイリーを抜てき。海中を泳ぎながら劇中歌「Part of Your World」を歌い上げるティザー映像を見せた。1937年の古典的アニメをリニューアルする『Snow White』(2024年)では『ワンダーウーマン』のガル・ガドットが悪役に転じ、女王を演じる。