ゲーム配信者と視聴者がゲームで遊べる。そんな次世代の配信プラットフォームが「fingger」だ。サービス開始から1年で配信者が600人を超え、さらなる認知拡大を目指し、インフルエンサーとの協力を強めている。

お絵かきゲーム『ピクトネーター』
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 fingger(東京・品川)が運営する「fingger」は、YouTubeの動画配信サービスを使用して、配信者と視聴者一緒に遊べる参加型ゲームプラットフォーム。プロゲーマーや著名な実況者などの配信を見るだけではなく、一緒にゲームを楽しめる点が一線を画す。すべてのゲームは無料だ。

 配信方法は簡単。YouTubeのアカウントとfinggerを連携してログインするだけ。finggerの伊藤健一COO(最高執行責任者)は、「2021年8月にβ版をリリースし、現在は600人ほどの配信者がいる。そのうち9割以上がVtuberだ」と明かす。積極的にコミュニケーションが取りたいVtuberにとって、配信とゲームの親和性が高かったのだ。

finggerの登録は3ステップ
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 現在配信しているゲームは約20本。これを24年までに100本近く増やす計画だ。22年9月15日には、東京ゲームショウ2022の会場で吉本興業と協力を強めることを発表した。「よしもとfingger部」として発足し、ゲーム好きのよしもと人気芸人が、毎週日替わりでfinggerコンテンツを配信する。

東京ゲームショウ2022のfinggerブース
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finggerを配信するイメージ
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配信中には、有料アイテムやギフト機能でプレイを盛り上げることも可能
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(文・写真/寺村貴彰)

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