AYANEO/MINISFORUMブースでは、携帯型ゲーミングUMPCの中でも軽量かつ高性能な最新機種「AYANEO AIR」を展示。Steam Deckでは満足できない人向けの最新モデルを実際に触って体験できる。

 AYANEO/MINISFORUMブースでは、国内で発売されたばかりの携帯型ゲーミングUMPC(超小型PC)「AYANEO AIR」を展示。軽量398gかつ最新設計の実機に触れて使用感を体験できる。

AYANEO/MINISFORUMブース
AYANEO/MINISFORUMブース

 AYANEO AIRは、携帯型ゲーミングUMPCの最新モデル。標準でWindows 11を搭載し、CPUにはライバルのSteam Deckと比べてより世代の新しいAMD製Ryzen 5 5560U搭載する。さらに、これまでにない小型軽量を実現したことから注目を集めている。

「AYANEO AIR」は、軽量で持ち歩きやすく、ゲームもプレイもやすいのが魅力
「AYANEO AIR」は、軽量で持ち歩きやすく、ゲームもプレイもやすいのが魅力
Windows 11を標準搭載。Steam対応ゲームはもちろん、一般アプリも動作する
Windows 11を標準搭載。Steam対応ゲームはもちろん、一般アプリも動作する

 予約販売は9月16日から開始。スペックの違いで複数モデルあり、10万7000円と最も安価な「AYANEO AIR LITE」の9月17日発送分は早々に完売している。ほかに13万7700円の「AYANEO AIR」、15万2200円の「AYANEO AIR Pro」、CPUにより高性能なRyzen 7 5825Uを搭載する「AYANEO AIR Pro アドバンス」も20万6800円で発売されている。

 ディスプレーは5.5型のタッチ対応有機ELで、解像度はフルHD。本体は398gと非常に軽く、Nintendo Switchに近いサイズと重量感だ。ちなみにSteam Deckのディスプレーは7型で、重さは669g。

メモリーやストレージ容量、バッテリー容量が異なるモデルを展開。さらに、より高性能な「AYANEO AIR Pro アドバンス」もある
メモリーやストレージ容量、バッテリー容量が異なるモデルを展開。さらに、より高性能な「AYANEO AIR Pro アドバンス」もある

 ゲームパッドは一般的な配置のものを採用。デュアルジャイロスコープも搭載。microSDカードスロットや2つのUSB Type-C端子に加えて、指紋認証センサーも装備している。ゲーム以外の活用にも便利そうだ。

専用ボタンから常駐している環境設定を表示。解像度や動作状態を素早く変更できる
専用ボタンから常駐している環境設定を表示。解像度や動作状態を素早く変更できる
背面にはトリガーボタンを搭載。USB Type-C端子は上下に合計2つ搭載され便利だ
背面にはトリガーボタンを搭載。USB Type-C端子は上下に合計2つ搭載され便利だ

 ゲーミングUMPCのジャンルは、Steamを運営するVALVE社自体が比較的安価な「Steam Deck」を発売したことで大きく変化しつつある。だが、Steam Deckも最新の高性能モデルというわけではなく、PCゲームを快適に動かすには画質などの点で妥協が必要だ。そこでコアなゲーマーやPCユーザーは、AYANEOのようにより新しいCPUとGPUを搭載したモデルや、より小型のモデルを販売するゲーミングUMPCメーカーの製品に注目し続けている。

 ブースでは7型ディスプレーの「AYANEO NEXT Pro」も展示。Steam Deckと同じサイズ感ながらも、高性能なRyzen 7 5825Uを搭載。価格は17万9980円だ。

7型ディスプレイの「AYANEO NEXT Pro」も展示。Steam Deckと同クラスの大きさで、新しい世代のCPUを搭載する
7型ディスプレイの「AYANEO NEXT Pro」も展示。Steam Deckと同クラスの大きさで、新しい世代のCPUを搭載する

(文・写真/島徹)

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