カプコンブースの『ストリートファイター6』コーナーでは、試遊台を設置。これまで『ストリートファイター6』を試遊する機会は22年7月に北九州市で開催された「ストリートファイター展」のみだったので、久々の試遊の機会となった。「ストリートファイター展」では、ルーク、ジェイミー、リュウ、春麗の4キャラのみがプレイアブルだったが、TGS2022の試遊台は、この4人に加え、以前トレーラーで参戦が発表されたキンバリー、ジュリ、ガイルの3人、さらにイベント会期中に発表されたばかりのケンが使用できるバージョンとなっていた。
今回は、2人でプレイできる対戦台での試遊となったので、格ゲー経験のある編集者と一緒に挑んでみた。まずはスタンダードキャラのリュウとケンで『ストリートファイター6』で新たに採用されたドライブシステムを試しながら対戦。ドライブインパクトはど派手で使い勝手も上々。逆転技として機能しそうな印象。ドライブパリィはベストタイミングで発動しないと出ない「ジャストパリィ」になるとかなりのリターンが得られそうだ。オーバードライブは『ストリートファイター』シリーズのEX必殺技、ドライブリバーサルは『ストリートファイターV』のVリバーサルと同じような効果なので、すんなり使えた。ドライブラッシュはキャンセルダッシュ。ドライブシステムで一番操作が難しいが、けん制技から一気に間合いを詰められるのは戦いに幅ができそうな印象だ。
それぞれ4キャラずつ操作し、全8キャラを体験したが、既存キャラはこれまでのシリーズの延長線上にある。新キャラも『ストリートファイター』シリーズのキャラクターとしては逸脱しておらず、これまでシリーズをプレイしていた人であれば、すぐに対応できるだろう。新規プレイヤーも操作に関しては簡易操作のモダンタイプも用意してあり、安心して参入できそうだ。ストリートファイターリーグやプロツアーなどを視聴し、『ストリートファイターV』に興味を持ったが、いまさら参戦しにくいと思っていた人にもオススメだ。
試遊が終わると『ストリートファイター6』バージョンの春麗が迎えてくれる。一緒に撮影でき、その写真をSNSに投稿するとステッカーをもらえた。
また、TGS2022会場でのことではないが、9月17日より配信された「TGS2022 ストリートファイター6 スペシャルプログラム」では、新たな情報も発信された。
まず初期登場キャラクター18人の発表。試遊台で遊べた8人に加え、ザンギエフやE・本田、ブランカ、ダルシム、ディージェイ、キャミィの『ストリートファイターII』シリーズのキャラクターに、マノン、リリー、JP、マリーザの新キャラクターだ。新モードの「エクストリームバトル」の紹介や「ワールドツアー」での序盤のプレイやキャラクターメークなどのシーンも紹介された。日本でのイメージソングが「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」に決定。『劇場版ストリートファイターII』のテーマソングが装いも新たに再登場する。
さらに『ストリートファイター6』のクローズドベータテストの開催も発表している。対象機種はPS5、Xbox Series X/S、Steamだ。Steam版は『ストリートファイターV』に比べてかなり高めの動作環境が必要となるので、必要動作環境、推奨動作環境を確認してから応募することをオススメする。残念ながらPS4は対象としていないので、そこもお忘れなく。
(文/岡安 学、写真/志田 彩香)

【好評発売中】
『思い込む力 やっと「好きなこと」を仕事にできた』
“システムエンジニアとして会社に勤めながら、格闘ゲーム界の頂点で世界を舞台に戦ってきたプロゲーマー・ネモ。ゲーム仲間が次々と"専業"プロゲーマーになる一方、彼はあえて"兼業"の道を選びました。
“兼業プロゲーマー"としても知られた彼の道のりは、プロゲーマーとして輝かしい戦績を積み重ねると同時に、自分なりの働き方を模索し続けた日々でもあります。ゲームやeスポーツファンはもちろんのこと、「やりたい仕事」「向いている仕事」とは何か、好きなことを仕事に生かすにはどうすればいいかに悩む、ビジネスパーソンの皆さんにもお読いただきたい1冊です。アマゾンでは試し読みもございますので、ご覧ください。
■ アマゾンで購入する