2022年12月13日に発売予定の『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION(クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン)』。名作と呼ばれる『ファイナルファンタジー7』(FF7)の前日譚を描いたストーリーがHDリマスターしたものだ。

FFの試遊は60分待ち以上が続く。ブースには男女問わず多くのプレーヤーが入っていて、かなりにぎわっていた
FFの試遊は60分待ち以上が続く。ブースには男女問わず多くのプレーヤーが入っていて、かなりにぎわっていた

 本タイトルは、07年にPSP(プレイステーション・ポータブル)でリリースされたアクションRPG『クライシスコア ファイナルファンタジー7』のリマスター作品という位置付け。グラフィックだけでなく、キャラクターの3Dモデルも一新され、楽曲のアレンジやフルボイスに対応するなど、あらゆる部分が進化したという。一体どんなプレー感なのか。ファイナルファンタジーはやったことがないゲーム初心者の筆者が実際に試遊してみた。

 試遊時間は30分間。PlayStation 5(PS5)版でプレーする。プレーして最初に感じたのは、映像の美しさだ。スクウェア・エニックスブースのスタッフさんが付きっきりでサポートしてくれたのだが、スタッフさんは「PSP版は発売当初もきれいだと言われていましたが、それよりも格段にグラフィックが進化しています。PSP版をプレーした方は美しさに驚かれると思います」と話す。筆者もPSP版の『クライシスコア ファイナルファンタジー7』を見たことがあるのだが、確かに比べてみるとキャラクターの曲線が非常に滑らかで、かつあらゆる色彩が鮮やかだ。ほとんどFFシリーズをプレーしてない筆者でも分かるほど、グラフィックは美しい。

 プレー範囲は第1章のタンブリン砦から召喚獣イフリート戦までとのこと。そう説明してくれても「ああ、あそこか!」と言えないのが非常に申し訳ないのだが、筆者が超初心者ということを考慮してくれた優秀なスタッフさんが、「まっすぐ行って右に曲がるとちょうどいい雑魚戦があります」と教えてくれた。

 スタッフさんのナビ通りに進むと、何もないところでいきなり敵が出現した。昔のゲームっぽい、かわいいレトロさを感じる。キャラクターの動きも、最近のゲームのように滑らかというわけではなく、ひょこひょこいていてその動きもかわいらしい。原作のレトロさは残したかった、という製作陣のこだわりなのだそうだ。

 雑魚戦で戦闘、回復の仕方を教えてもらったので、いざ本格的な戦闘へ。金剛坊タイ、金剛坊ウーという大きめの敵を倒すのが最初のミッションだ。戦闘をしているといきなりムービーが流れ、驚く。バトル中、画面の右上に表示されているスロットのリールが回転し、絵柄や数字がそろうと、それによってさまざまな効果が得られるらしく、7が3つそろったことで主人公ザックスの必殺技を偶然にも繰り出せた(らしい)。それに感嘆していると、回復をし損ねてそれほど強くもない敵にいつの間にかやられていた。

雑魚戦のすぐ後にちょっと強い敵2体と戦闘した。敵が現れる際のムービー演出もきれいでついつい見入ってしまう
雑魚戦のすぐ後にちょっと強い敵2体と戦闘した。敵が現れる際のムービー演出もきれいでついつい見入ってしまう
「え、ガラケー!?」と驚いたが、そういえばPSP版の時代はガラケーだったか……
「え、ガラケー!?」と驚いたが、そういえばPSP版の時代はガラケーだったか……

 バトルは迫力があり、戦闘シーンも非常にかっこよかったのだが、印象的だったのがムービーだ。ストーリーが重要ということもあって、ムービーは長め。映像が美しいので、映画を見ているような感覚で見入ってしまい、ついつい戦闘の存在を忘れてしまった。最後のイフリート戦は効果的な魔法をスタッフさんに教えてもらっておいたおかげで、難なく敵を撃破。そこで試遊が終了した。

 HDリマスター版ということで、FFファンは懐かしさを感じるだろう。一方で、プレーするプラットフォームが変わったこともあって操作性も違っているので、新しい気持ちでもプレーできるはずだ。また、HDリマスターされたことで、最近のゲームに慣れている新規ユーザーでも違和感なく楽しめると思う。『FINAL FANTASY VII REMAKE』の続編である『FINAL FANTASY VII REBIRTH』も来冬に発売される予定なので、FF初心者の筆者でも楽しみになってきた。

 
イフリート戦も迫力満点だ
イフリート戦も迫力満点だ
ムービーがとにかく美しい
ムービーがとにかく美しい
初心者だが、試遊はとても楽しめた。ストーリーも面白そうだったので、これを機にFFに手を出してみようかなと思った
初心者だが、試遊はとても楽しめた。ストーリーも面白そうだったので、これを機にFFに手を出してみようかなと思った

(文/吉成早紀、写真/中村宏)

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