カプコンブースには『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』が出展。かつてコミック化・アニメ化された人気シリーズ『ロックマンエグゼ』のナンバリングタイトル10本が、ひとまとめになった1本だ。電脳世界を舞台に戦略性とアクションが融合したロックマンの活躍が堪能できたぞ。
『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』(Nintendo Switch / PlayStation 4 / Steam、2023年発売予定)は、2001年からスタートした名作シリーズ『ロックマンエグゼ』のナンバリングタイトル10本を、ぎゅっ、とまとめて収録したお得な1本。カードバトルの戦略性とアクションの楽しさを融合させたデータアクションRPGだ。
物語の舞台は近未来。そこでは誰もが「PET(ペット)=Personal Terminal」と呼ばれる携帯情報端末を持ち歩くようになっている。PETの中にはネットナビと呼ばれる疑似人格プログラムが入っていて、ネットワーク上で人間の代わりにさまざまなことをしてくれるのだ。
そんな世界の中で、主人公の光熱斗と、そのネットナビであるロックマンが、力を合わせて数々の事件に立ち向かっていくというストーリー。現実世界では熱斗、電脳世界ではロックマンとなり、さまざまな事件を解決していく。
4タイトルどれでもプレイ可能
東京ゲームショウの体験プレイでは、10タイトルの中から『ロックマンエグゼ』『ロックマンエグゼ2』『ロックマンエグゼ3』『ロックマンエグゼ3 BLACK』の4タイトルがプレイ可能。制限時間内なら、試遊の途中でタイトルを切り替えるのもOKだ。
そこで試遊コーナーでは『ロックマンエグゼ』『ロックマンエグゼ2』を半分ずつプレイしてみた。現実世界ではRPGのように移動してストーリーを進め、電脳世界ではロックマンとなって「3×6マス」のエリアでの戦闘を堪能できた。チップフォルダをカスタマイズし、うまく武器を切り替えながら攻撃し、電脳世界のウイルスをデリートしていく基本部分を楽しめた。
低年齢層でも楽しく理解できるシンプルなストーリーと、戦略性がありながら決して難しくないバトルを体験すると、これがコミック化・アニメ化され、当時のキッズたちに愛された理由がよく分かる。21世紀になった今も、キッズたちが楽しめること間違いなしだ。
なお、「物語の舞台は近未来の」と前述したが、1作目の発売当時では200X年と設定されている。すでに現実は『ロックマンエグゼ』の時代を超えているのだ。いまのキッズたちは、これを「昔の人が思い描いた、ちょっ不思議な未来」と思ってプレイするのかもしれない。
(文/野安ゆきお、写真/木村輝)
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