アトラスでは出展内容を「ペルソナ」シリーズに絞って展開。まもなく発売となる『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版の試遊のほか、最新機種への移植が発表された『ペルソナ3 ポータブル』『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』の映像や、各作品を代表するキャラクターの等身大立像を展示した。

 アトラスのブースでは、22年10月21日発売予定の『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(以下、P5R)リマスター版の試遊を、Xbox Series X|S、PlayStation 5、Steam、Nintendo Switchの4つのプラットフォームで出展している。ゲーム本編はオリジナル版『P5R』と同様。違いとしては、リマスター版では40以上のダウンロードコンテンツが最初から遊べる状態で収録されている。

『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の試遊エリア。プラットフォームは4種類用意されているが、試遊時に選択することはできない
『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の試遊エリア。プラットフォームは4種類用意されているが、試遊時に選択することはできない

 『ペルソナ5』は16年発売。19年に新キャラクターなどさまざまな要素が追加された『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』がPlayStation 4で登場し、今回はその『P5R』初の移植となる。対応プラットフォームを大幅に拡大し、Xbox Game Pass、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows、PlayStation 5、Nintendo Switch、Steamに展開。PlayStation 5とNintendo Switchではパッケージ版も発売予定だ。

 『P5R』の最新機種への移植について、アトラス ビジネスマーケティング局 プロモーションチームの中村信彦氏に話を聞いたところ、「PlayStation 4を持っていないユーザーからの(他機種対応への)要望が多かった。広く皆さんに『P5R』をお届けしたいという思いから、思い切って他機種に展開させていただいた」とのこと。

アトラスの出展ブース。『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『ペルソナ3 ポータブル』の3作品が出展されている。試遊は『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のみ
アトラスの出展ブース。『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『ペルソナ3 ポータブル』の3作品が出展されている。試遊は『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のみ

 アトラスが手掛ける「ペルソナ」シリーズは、21年に全世界で1500万本を超えるセールスを樹立した人気RPG。今年はシリーズ誕生から25周年のアニバーサリーイヤーになる。

 ブースを印象付けているのは、歴代主人公のペルソナの等身大立像。シリーズ25周年を記念した体験型イベント「ペルソナ25thフェス」(埼玉・所沢「ところざわサクラタウン」にて22年5月28日~7月10日に開催)に展示されたものだ。「試遊台の数を増やすか、立像3体を展示するか、チームで話し合った。等身大立像が3体そろう機会は今後ないかもしれないので、たくさんの方に見て楽しんでもらおうと展示を決めた」(中村氏)

ブースには、出展作品ごとの主人公のペルソナが等身大立像で展示された。写真は『ペルソナ4』に登場するイザナギ
ブースには、出展作品ごとの主人公のペルソナが等身大立像で展示された。写真は『ペルソナ4』に登場するイザナギ
『ペルソナ5』アルセーヌの立像
『ペルソナ5』アルセーヌの立像
『ペルソナ3』タナトスの立像
『ペルソナ3』タナトスの立像
BGMに合わせて、3体の立像が順番にライトアップされる
BGMに合わせて、3体の立像が順番にライトアップされる

 試遊タイトルの『P5R』はすでに発売されているオリジナル版から本編の内容に変更がないにもかかわらず、ビジネスデイ1日目から待機列ができていた。試遊時間は15分。セーブデータを使ってステージの途中からプレーするため、ステージの探索と、中ボス戦を楽しむことができる。

ビジネスデイ2日目、入場開始からわずか30分で試遊の待ち時間は80分だった
ビジネスデイ2日目、入場開始からわずか30分で試遊の待ち時間は80分だった
試遊台にはコントローラーの操作方法をまとめた資料があるので、初めて触れる機種でも落ち着いてプレーできる。手元の操作案内は日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応していた。試遊するとアトラス恒例の大型ショッパーがもらえる
試遊台にはコントローラーの操作方法をまとめた資料があるので、初めて触れる機種でも落ち着いてプレーできる。手元の操作案内は日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応していた。試遊するとアトラス恒例の大型ショッパーがもらえる

(文・写真/大吉 紗央里)

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