東京ゲームショウ初出展となるニトリ。TGS2022ではチェアやデスクなどのゲーミング家具を展示しているブースがいくつもあるが、それらの中でも注目度は高く、足を止める人が多い。ニトリがゲーミング家具に参入したのは2019年で、売り上げは毎年大きく伸びているという。

ゲーミング家具を展示しているニトリ。ゲーミング家具をセットでアピールしている
ゲーミング家具を展示しているニトリ。ゲーミング家具をセットでアピールしている

 展示しているのはニトリのゲーミングチェア、ゲーミングデスク、ゲーミングシェルフ、ゲーミングモニター台など。ハンガーシェルフやカップホルダー付きワゴンといったそのほかの家具と組み合わせて、ゲーミングルームを再現した展示を行っている。

 そのひとつは黒でまとめられた、いかにもゲーミングルームといった印象の展示。もうひとつは22年10月下旬発売の真っ白なゲーミングチェアを中心に白でまとめられた、非常に明るい印象の展示で、足を止めて見入っている女性が多かった。

増えている女性のゲーマーを狙ったという、真っ白なコーディネートが注目を集めていた。デスクの上にセット価格が表示されている。このセットで使われているゲーミングデスク、ゲーミングチェア、ゲーミングモニター台、ゲーミングシェルフ、カップホルダー付きワゴンを合計すると7万2180円(税込み、以下同)
増えている女性のゲーマーを狙ったという、真っ白なコーディネートが注目を集めていた。デスクの上にセット価格が表示されている。このセットで使われているゲーミングデスク、ゲーミングチェア、ゲーミングモニター台、ゲーミングシェルフ、カップホルダー付きワゴンを合計すると7万2180円(税込み、以下同)
ひときわ目立っていた、発売予定の真っ白なゲーミングチェア。単品での価格は2万9900円
ひときわ目立っていた、発売予定の真っ白なゲーミングチェア。単品での価格は2万9900円

 ニトリの強みは、ゲーミング以外の家具もそろえていること。そうした家具と組み合わせて、ゲーミングルームを丸ごとコーディネートした形で提案している。ブースでの展示と同じ組み合わせをゲーミングセットとして、実店舗で展示したりWebサイトで紹介したりもしている。チェアなどのゲーミング家具を単品で購入する人ももちろんいるが、コーディネートされた展示を店舗やWebサイトで見て、セット購入する人が多くいるそうだ。

 ターゲットはライトユーザー層やこれからゲームを始める層で、ニトリらしい購入しやすい価格を心がけているという。セットで購入する人が多いことや、新型コロナウイルス禍のため自宅で過ごす人が増えたこともあり、ゲーミング家具の販売は大きく伸びているという。今後もゲーミング家具の需要は伸びるとみており、関連商品に力を入れていくそうだ。

ゲーミング家具と一般の家具を組み合わせたトータルコーディネートも提案。このセットで使われているゲーミングデスク、ゲーミングチェア、ゲーミングモニター台、ゲーミングシェルフ、カップホルダー付きワゴンは合計で8万7180円
ゲーミング家具と一般の家具を組み合わせたトータルコーディネートも提案。このセットで使われているゲーミングデスク、ゲーミングチェア、ゲーミングモニター台、ゲーミングシェルフ、カップホルダー付きワゴンは合計で8万7180円
セットでの提案のほか、ゲーミングチェア単体での展示も行っている。変わったところでは金色のモデル(非売品)やサッカー日本代表モデルもある
セットでの提案のほか、ゲーミングチェア単体での展示も行っている。変わったところでは金色のモデル(非売品)やサッカー日本代表モデルもある

(文・写真/湯浅英夫)

▼関連リンク 日経クロストレンド「東京ゲームショウ2022特設サイト」 東京ゲームショウ2022公式サイト(クリックで公式サイトを表示します)
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