東京ゲームショウ初出展となるニトリ。TGS2022ではチェアやデスクなどのゲーミング家具を展示しているブースがいくつもあるが、それらの中でも注目度は高く、足を止める人が多い。ニトリがゲーミング家具に参入したのは2019年で、売り上げは毎年大きく伸びているという。
展示しているのはニトリのゲーミングチェア、ゲーミングデスク、ゲーミングシェルフ、ゲーミングモニター台など。ハンガーシェルフやカップホルダー付きワゴンといったそのほかの家具と組み合わせて、ゲーミングルームを再現した展示を行っている。
そのひとつは黒でまとめられた、いかにもゲーミングルームといった印象の展示。もうひとつは22年10月下旬発売の真っ白なゲーミングチェアを中心に白でまとめられた、非常に明るい印象の展示で、足を止めて見入っている女性が多かった。
ニトリの強みは、ゲーミング以外の家具もそろえていること。そうした家具と組み合わせて、ゲーミングルームを丸ごとコーディネートした形で提案している。ブースでの展示と同じ組み合わせをゲーミングセットとして、実店舗で展示したりWebサイトで紹介したりもしている。チェアなどのゲーミング家具を単品で購入する人ももちろんいるが、コーディネートされた展示を店舗やWebサイトで見て、セット購入する人が多くいるそうだ。
ターゲットはライトユーザー層やこれからゲームを始める層で、ニトリらしい購入しやすい価格を心がけているという。セットで購入する人が多いことや、新型コロナウイルス禍のため自宅で過ごす人が増えたこともあり、ゲーミング家具の販売は大きく伸びているという。今後もゲーミング家具の需要は伸びるとみており、関連商品に力を入れていくそうだ。
(文・写真/湯浅英夫)
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