「全世界で愛されているシリーズタイトル」の新作をTGS2022会場で発表すると公言していたKONAMI。その正体は『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』であることが判明した。
コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)は9月16日、同社ブースで開催した新作発表ステージで、RPG『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』を2023年に発売すると発表した。
本作は、1995年にPlayStation用ソフトとして第1弾が発売され、海外でも人気を博した『水滸伝』をモチーフにしたRPG『幻想水滸伝』と、その続編『幻想水滸伝II』をHDリマスター化したもの。ストーリーはそのままにビジュアルやサウンド、ゲームシステムをHDリマスター化した。PlayStation4のほか、Xbox One、Nintendo Switch、PC(Steam)でも発売が予定されている。
ブースの本ステージに登壇したのは同社の大海靖夫プロデューサーと崎山高博リードプランナー。ゲストとして『幻想水滸伝 I』の全キャラクターデザインを担当した河野純子氏と、『幻想水滸伝ティアクライス』の主人公役を演じ、自身も本シリーズの大ファンである声優の梶裕貴さんも出演した。
大海、崎山両氏の説明によると、本作に登場する『幻想水滸伝 I』の全キャラクターのイラストを、河野氏が新たに描き下ろしたとのこと。全体マップは3D化され、かつ雲などを描くことでより幻想的な世界観を表現し、炎や煙などもさらにリアルに。ほかにも『II』の序盤に登場する滝のシーンなどでは効果や演出も一新されている。ステージでは開発中の映像が初公開され、元祖PlayStation版に比べて各キャラクターの表情がくっきりと描かれ、足音や風などのサウンドが新たに追加されていることもはっきりとわかった。
ゲームシステムにも改良が加えられ、セリフのログを表示・保存する機能を新搭載。またバトルシーンには3Dエフェクトが追加され、すべての効果音がHD音源化されるとともに、オートバトルと倍速バトルの機能が実装されることが明らかになった。
ブース内に本作のコーナーが新登場!
また本ステージでは、本作のバトルドットアクリルスタンドと湯飲みの両グッズが東京・秋葉原の『THE AKIHABARA CONTAiNER』で行うポップストアで発売予定であることと、公式Twitterアカウント(@GensoSuikoden)を本日開設したことも併せて発表された。さらに本ステージの終了後は、ブース内スタッフとサイコロで勝負した結果に応じて『幻想水滸伝 I』『II』のキャラクターが描かれた缶バッジがプレゼントされるコーナーが新たにオープン。ステージを見届けたばかりのファンが早速駆け付け、長い行列を作っていた。
(文・写真/鴫原 盛之)
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