ヤマハミュージックジャパンブースでは、防音室アビテックスシリーズの「セフィーネNS」と、ゲーム配信用のミキサー新製品を展示。なかでも防音室には2.5畳で約150万円という金額ながらも多くの人が体験のために並んでいた。
ヤマハミュージックジャパンブースでは、防音室アビテックスシリーズの「セフィーネNS」と、ゲーム配信用のミキサー新製品を展示。防音室は2.5畳で150万円前後と高額ながらも、多くの人が体験のために30分待ち以上の列ができるほどの人気を集めている。
もともとは楽器演奏向けの防音室「セフィーネNS」を出展した理由だが、近年ゲーム実況者の間の口コミで販売数が大幅に増加しているためだという。以前から“歌ってみた”動画の配信者の間で人気が集まっていたのだが、コロナ禍のテレワーク需要も含めて販売数が大幅に伸びているとのことだ。
人気のモデルは展示している2.5畳など、作業用の机を置けて書斎としても使える2~3畳のモデル。2.5畳で148万5000円からとやや高額だが、組み立て式かつ賃貸マンションでも設置できるうえに、引っ越し先にも移設可能など長期間使えることから納得して購入する人が多いという。
実際に防音室に入ったところ、会場のかなり騒がしい音をほぼカットできていた。聞こえるのは室内のPCと換気扇、小型冷蔵庫の音ぐらいだ。
ゲーム実況の音響機器も展示!
このほか、ゲーム実況に最適な音響機器の新製品も展示している。
「AG01」は近年YouTuberに人気のUSBコンデンサーマイクに、スマートフォンのボイスチャットアプリやゲームの音声をミックスできるミキサーを搭載した製品。PCやスマホからゲーム実況する用途を想定している。価格は2万9700円で、発売は10月から11月ごろを予定する。
「ZG01」はゲーム実況など配信用のシンプルかつ高機能なミキサー。家庭用ゲーム機のHDMI出力から音声を取得(最大4K/60Hz映像のスルーに対応)し、マイクの実況音声をミックスしてPCの配信アプリに入力できる点が特徴。ボイスチェンジャーやエフェクト機能も充実している。現在はAmazonのみの販売で、価格は3万1313円だ。
「AG06MK2」「AG03MK2」は動画配信者に人気の小型ミキサーを27年ぶりにフルモデルチェンジしたモデル。それぞれ1万8700円、2万3100円だ。音質の改良、独立したミュートボタンの搭載、スマートフォンとの音声接続に対応、接続端子をUSB-C端子に変更などより使いやすくなっている。カラーはホワイトに加えてブラックも用意された。
(文・写真/島徹)
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