集英社が100%出資するゲーム会社・集英社ゲームズ(東京・千代田)が東京ゲームショウ2022(TGS2022)にブースを初出展した。発売予定のタイトルを中心に、試遊や映像を展開。ビジネスデイ1日目には新作タイトルも発表した。
集英社ゲームズは2022年2月設立。初出展にして大きく独立したスペースをとり、存在感を示している。
ブースでは、22年7月に発売された『キャプテン・ベルベット・メテオ ジャンプ+異世界の"小"冒険』のほか、22年から23年にかけて発売予定の作品を含む、合計5タイトルの試遊台を用意。発売にさきがけ、ゲームの操作性や演出を体験できる。
「週刊少年ジャンプ」をはじめ、集英社はこれまでもさまざまなIP(キャラクターなどの知的財産)をゲーム化してきた。だが、集英社ゲームズはそうした自社IPの活用や強化が目的ではなく、出版とゲームという2つの業界のノウハウを掛け合わせて新たなゲームをつくる「ゲームパブリッシャー」という位置付けだ。
出展内容はオリジナル作品が中心。試遊だけでなく、映像や制作工程を垣間見られるパネルを展示するなど、作品の成り立ちを丁寧に説明している。各タイトルのゲームクリエイターが、ゲーム性や操作について直接案内している姿も見られた。
ビジネスデイ初日の9月15日には、新作タイトル『unVEIL the world アンベイル ザ ワールド』(iOS、Android)を発表。キービジュアルを公開したほか、キャラクターデザインをマンガ『約束のネバーランド』の作画を手掛ける出水ぽすか氏が担当していることが明かされた。
(文・写真/大吉紗央里)
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