試遊できるのは、スクウェア・エニックスの開発スタジオLuminous Productionsの第1作目となる『FORSPOKEN』やFFVII 25周年作品『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をはじめとした、注目のRPGゲームが5タイトルだ。ブース内にはスタジオが設けられており、自社タイトルに出演している声優や製作スタッフなどを交えた配信が行われる予定だ。

試遊の目玉は『FORSPOKEN』と、FFの最新作

 今年のスクウェア・エニックスブースの出店は展示ホール4。例年通りの規模感だ。特に目を引くのは、試遊の目玉となるLuminous Productionsの第1作目の『FORSPOKEN(フォースポークン)』と、FFVII 25周年作品の『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION(クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン)』だ。その他にも、発売を目前に控えた『ヴァルキリーエリュシオン(VALKYRIE ELYSIUM)』や、シリーズ最新作の『スターオーシャン 6 THE DIVINE FORCE』、グラフィックなどさまざまな部分が進化した『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』の計5タイトルが遊べる。

 『FORSPOKEN』は、スクウェア・エニックス・グループのグローバルゲームスタジオLuminous Productionsの第1作目となる作品。異世界「アーシア」に飛ばされた「フレイ・ホーランド」が、故郷のニューヨークへ帰るための旅を描いたアクションRPGゲームだ。ゲーム世界にはさまざまなモンスターが生息しており、プレイヤーは状況に応じてさまざまな魔法を使って戦闘していく、というゲーム内容になっている。対応プラットフォームはPlayStation5とPC(Steam、Epic Games Store、Microsoft Store)で、発売予定は2023年1月24日だ。

東京ゲームショウで、世界初の試遊台が設置され、開場してから約15分で試遊待ち時間が60分となっていた
東京ゲームショウで、世界初の試遊台が設置され、開場してから約15分で試遊待ち時間が60分となっていた
衣装も展示されていた
衣装も展示されていた

 22年12月13日に発売を予定している『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』は、FFVIIの25周年作品。グラフィックのHD化はもとより、登場キャラクターを含む全ての3Dモデルが一新され、フルボイス化や新しくアレンジされた楽曲の追加など、バージョンアップしている。プラットフォームは、PlayStation5、PlayStation4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、Steamに対応している。

開場30分時点で試遊の待ち時間は90分だった
開場30分時点で試遊の待ち時間は90分だった
入手が困難でレア度が高い、特装版パッケージやアイテムを閲覧できる、スペシャルエディションの展示コーナーが設けられていた
入手が困難でレア度が高い、特装版パッケージやアイテムを閲覧できる、スペシャルエディションの展示コーナーが設けられていた

注目のRPG最新作も試遊可能

 PlayStation5、PlayStation4の発売を22年9月29日に控えている『ヴァルキリーエリュシオン』は、1999年に発売した『ヴァルキリープロファイル』の派生作であり、「ヴァルキリー」シリーズの最新作のアクションRPGだ。シリーズ初の3DアクションRPGということもあり、立体的でスピード感のあるバトルへと進化している。Steam版にも対応しており、22年11月12日に発売を予定している。

 『スターオーシャン 6 THE DIVINE FORCE』は、96年に1作目が発売された、スクウェア・エニックスとトライエースが手掛けているRPG「スターオーシャン」シリーズの25周年記念作品だ。PlayStation5、PlayStation4、Xbox Series X|S、XboxOneは22年10月27日に、Steam版は10月28日に発売する。

 05年に発売された、シリーズの集大成である『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』のリマスター作品となる『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- リマスター』。グラフィックが高解像度化し、遊びやすさの向上や新要素の追加など、あらゆる部分が進化しており、ファンはもちろん、シリーズを初めてプレイする人も楽しめる作品となっている。対応プラットフォームはPlayStation5、PlayStation4、Nintendo Switch、Steam、iOS、Androidで、いずれもダウンロード販売のみだ。

 ブースにはスタジオが用意されており、初日の配信はなかったが、16日以降は各タイトルの出演声優や製作スタッフが登壇し、配信を行う予定だ。同内容はYouTubeやニコニコ生放送、Twitchでも配信される予定なので、当日会場に足を運べない人はぜひそちらから楽しんでほしい。

スクエニブースのLIVEスタジオ。ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)やドラクエなどの番組が配信される予定だ
スクエニブースのLIVEスタジオ。ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)やドラクエなどの番組が配信される予定だ

物販も充実、初日会場40分で早くも3商品が売り切れ

 試遊だけでなく、展示ホール8に物販コーナーも構えている。ゲーム内のサウンドトラックなど、音楽商品の販売を中心とした「SQUARE ENIX MUSIC ショップ」では、TGSの先行販売やイベント会場限定商品、オフィシャルショップ限定商品などが販売されていた。

「SQUARE ENIX MUSIC」の物販コーナーで5000円以上を購入すると、先着でスクウェア・エニックスミュージック サンプラーCD Vol.17とショッピングバッグが貰える
「SQUARE ENIX MUSIC」の物販コーナーで5000円以上を購入すると、先着でスクウェア・エニックスミュージック サンプラーCD Vol.17とショッピングバッグが貰える
開場から40分で早くも売り切れているグッズもあった。スタッフによると、各日程で少量追加で入荷する予定だという
開場から40分で早くも売り切れているグッズもあった。スタッフによると、各日程で少量追加で入荷する予定だという
さらに奥には物販コーナーもあり、こちらも会場先行商品や新商品が販売されていた
さらに奥には物販コーナーもあり、こちらも会場先行商品や新商品が販売されていた
物販コーナーはファイナルファンタジーやキングダムハーツなど、スクエニのグッズが数多く並んでいた。ドラクエのアイテム数が一番多かった印象
物販コーナーはファイナルファンタジーやキングダムハーツなど、スクエニのグッズが数多く並んでいた。ドラクエのアイテム数が一番多かった印象
物販コーナーの反対側には展示コーナーもあり、キングダムハーツやファイナルファンタジーのグッズやオブジェなどが展示されていた
物販コーナーの反対側には展示コーナーもあり、キングダムハーツやファイナルファンタジーのグッズやオブジェなどが展示されていた

(文/吉成早紀、写真/酒井 康治)

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